過去頓挫した「新喜劇×文楽」今秋に、新たな科学反応なるか?

「伝統芸能新喜劇」の開催に際しおこなわれた合同取材会の様子、左から久馬歩(ザ・プラン9)、内場勝則、豊竹芳穂太夫(29日・大阪市内)
今年で65周年を迎えた「吉本新喜劇」と文楽・講談による『伝統芸能新喜劇』が、10月22・23日の2日間にわたって開催される。以前にもコラボの話が持ち上がったものの、惜しくも頓挫した経緯もあり、先立っておこなわれた合同取材会では出演者らが意欲を明かした。
大阪発祥の文楽(人形浄瑠璃文楽)は、太夫・三味線・人形が一体となった総合芸術のこと。講談は、釈台(しゃくだい)と呼ばれる机の前に座り、張り扇を叩いて名調子を響かせる話芸。どちらも日本を代表する伝統芸能だ。
「吉本新喜劇」と「伝統芸能」の融合は今回が初の試み。実は以前にもコラボの話が持ち上がったものの、惜しくも頓挫した経緯があるそうで、久馬は「今回は実現できてよかったと思います。文楽と講談、新喜劇と別々になるのはおもしろくないので、その辺の化学反応も楽しんでいただければ」と意気込んだ。

新たな挑戦にあたり、ベテラン座員である内場は「未知の世界ですけど、楽しそうなものができそうな気はします。どうなっていくかは、作家の先生(久馬)におまかせということで。稽古は長くしないでほしい、慣れてないので(笑)」と笑いを交えながら語った。
公演内では文楽と講談の実演をしつつ、新喜劇の登場人物として太夫や講談師たちが出演するという形を予定している。内容についてはこれから詰めていく段階だといい、取材会では双方から「三味線で吉本新喜劇のテーマ曲を弾く」「人形でパンティーテックスをする」「伝統芸能の面々に新喜劇の伝統・ずっこけをしてもらう」「三味線のバチで『ドリルすんのかいせんのかい』をする」など、刺激的なアイデアが飛び交っていた。

『伝統芸能新喜劇』は10月22日・23日、「COOL JAPAN PARK OSAKA SSホール」(大阪市中央区)にておこなわれる。チケットの一般発売は8月31日の朝10時より開始、前売り券が6000円、当日券が6500円(子どもは前売り・当日ともに2000円)。
取材・文・写真/つちだ四郎
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