戦後を照らす大スター・福来スズ子の山あり谷ありな人生を描く連続テレビ小説『ブギウギ』（ＮＨＫ朝ドラ）。３月２７日放送の第１２４回では、スズ子の引退会見で、ゴシップ記者・鮫島が口にした意外な言葉に視聴者がしんみりするなど話題となった。

作曲家・羽鳥（草彅剛）と話ができないまま始まった、スズ子（趣里）の引退会見。スズ子の引退宣言は注目を集め、多くの記者が会場に集まっていた。そのなかには、これまでスズ子のゴシップ記事を書いてきた記者・鮫島（みのすけ）の姿もあった。

鮫島から羽鳥について尋ねられたスズ子は、正直に羽鳥への感謝の気持ちを口にする。会見を終えたスズ子は、娘・愛子（このか）たちに囲まれ、これまでの活動をねぎらわれる。そして新人歌手・アユミ（吉柳咲良）と会ったスズ子は、歌手としてのバトンをアユミに渡すのだった。

今回の放送では、ゴシップ記者・鮫島がスズ子にアユミへの感情や羽鳥に対する思いを聞き、質問を終えると「でもな～んか･･･。寂しくなるな」とつぶやくシーンが流れた。

これまでスズ子のゴシップ記事を書き視聴者からも反感を買っていた鮫島だけに、ＳＮＳ上では「鮫島、ちょっと寂しそう　だから煽るのか」「鮫島がほんとうに寂しそうでちょっと泣けてきた。鮫島なのに！」「鮫島ー！ ただの大ファンやんかアンター！」などの声が相次いでいる。

放送はＮＨＫ総合で朝８時から、ＮＨＫ ＢＳ・プレミアム４Ｋでは朝７時半からスタート。３月２８日放送の第１２５回では、会見がおこなわれても話ができなかったスズ子と羽鳥だが、ついに本音を語りあう。

文／つちだ四郎