「虎に翼」第1回・「女性の幸せ=結婚」に納得できない寅子

2024.3.31 19:30

同級生で親友の米谷花江(写真左、森田望智)と話す、ヒロインの猪爪寅子(伊藤沙莉)(C)NHK

(写真5枚)

日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ、情熱あふれる一人の女性の人生を描く連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)がいよいよスタート。

「女賢(さか)しくて牛売り損なう?」と題する第1週(4月1日〜5日放送)では、伊藤沙莉演じるヒロイン・猪爪寅子(読み:いのつめ・ともこ)が、「女性の幸せ」について模索するなかで法学と出会う。

昭和6年(1931年)初夏、東京を舞台に物語が始まる第1回(4月1日放送)。女学校に通う少女・猪爪寅子(伊藤沙莉)は、父・直言(岡部たかし)と母・はる(石田ゆり子)から次々とお見合いを勧められていた。

世間では、女性は女学校を出たら結婚し、子どもを産み、家庭を守るのが当然とされているが、寅子は「女性の一番の幸せは結婚である」という考えに納得できないでいた。しかし、同級生で親友の米谷花江(森田望智)に諭され、覚悟を決めた寅子は3回目のお見合いの席に臨むが・・・。

本作は、戦前戦後に女性法律家の草分けとして足跡を残した三淵嘉子(みぶちよしこ)さんをモデルに、日本初の女性弁護士でのちに裁判官となった一人の女性が、困難な時代に仲間たちと道なき道を切り開いていく物語。

主人公を演じるのは、9歳で俳優デビューして以来、シリアスな役柄からコメディエンヌまで確かな演技力で幅広く活躍する女優・伊藤沙莉(いとう・さいり)。近年では『ももさんと7人のパパゲーノ』(2022年)でNHKドラマ初主演を務め、朝ドラへの出演は『ひよっこ』(2017年上半期)以来、7年ぶりとなる。

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