大河ドラマ「光る君へ」第11回あらすじ・まどう心

2024.3.11 17:00

父の復職を直談判するため、東三条殿を訪れたまひろ(吉高由里子)(C)NHK

(写真8枚)

女優・吉高由里子が主演を務め、平安時代に長編小説『源氏物語』を生み出した女流作家・紫式部(ドラマでの名前はまひろ)の生涯を描く大河ドラマ『光る君へ』(NHK)。「まどう心」と題する第11回(3月17日放送)では、藤原兼家が新摂政となった影響で、まひろの父・為時が官職を失ってしまう。

■前回のあらすじ

新たな帝の摂政となって強大な権力を手にするため、「花山天皇(本郷奏多)を秘密裏に退位させて孫の懐仁親王(高木波瑠)を擁立する」計画を進める右大臣の兼家(段田安則)。花山天皇を内裏から連れ出して出家させようと、息子の道長(柄本佑)たちにそれぞれ役割を命じる。

まず、寵愛していた亡き后・忯子(井上咲良)のために出家するという花山天皇に、「自分もおともする」と申し出る次兄・道兼(玉置玲央)。密かに天皇を内裏から寺院へと連れ出すが、花山天皇が剃髪を終えた途端、約束などなかったように平然と立ち去ってしまう。そこで花山天皇は、自身がたばかられたのだと察するが、時すでに遅し。もはや打つ手は残されていなかった・・・。

一方でまひろ(吉高由里子)は、道長との恋文のやりとりに心を動かされ、廃邸で密かに逢瀬することに。道長から「身分や家族を捨てて、一緒に都を出て遠くの国で幸せになろう」と懸命に駆け落ちを説得されるが、まひろはそれを受け入れず、「このまま出世して、よき政でこの国を変えてゆくことが道長の使命」と訴えて、自分はそれを遠くで見つめ続けると告げるのだった。

■第11回「まどう心」あらすじ

兼家のクーデター計画によって、花山天皇は退位となり、一条天皇(懐仁親王)が即位。そして新たな摂政には兼家、蔵人頭には道兼が就くことになる。さらに、先の帝の蔵人はすべて任を解かれたため、その影響でまひろの父・為時(岸谷五朗)は再び官職を失うこととなった。

まひろは自らが仕える左大臣家の娘・倫子(黒木華)に父が復職できるよう口添えを頼むが、摂政となった兼家の決定は天皇の決断と同義で、それを覆すことはできないと断られる。諦めきれないまひろは、兼家に直訴を試みるため東三条殿を訪れる。

一方、東三条殿では兼家の長男・道隆(井浦新)の嫡男・伊周(三浦翔平)らも招いて宴が催され、栄華を極めようとしていた・・・。

本作は、日本最古の女性文学『源氏物語』の作者である紫式部が、秘めた情熱と想像力、そして生涯心を寄せる相手となる藤原道長への想いを原動力に、変わりゆく世を懸命に生き抜いていく愛の物語。放送は、NHK総合で毎週日曜・夜8時から、NHKBSは夕方6時から、BSP4Kでは昼12時15分からスタート。

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本