大阪・道頓堀に「スマートごみ箱」登場、ポイ捨て削減めざす

2023.11.17 07:30

ゴミの量を検知して内部で自動的に圧縮し、満杯になる前に通知する「スマートごみ箱」

(写真2枚)

2025年『大阪・関西万博』に向け、大阪を象徴する繁華街・道頓堀商店街内に11月16日、ごみの量を検知して自動圧縮し、満杯になる前に通知する「スマートごみ箱」が設置された。ポイ捨てごみの削減がねらい。

道頓堀周辺の約140店舗が加盟する「道頓堀商店会」と、大手旅行会社「JTB」などがすすめるクリーン活動の一環。国内外から多くの観光客の来訪が見込まれる『大阪・関西万博』を前に、地域や企業、観光客が一体となって、クリーンな観光エリアをめざす取り組みだ。

道頓堀は大阪を代表する観光地で、街並みを散策しながらグルメを楽しむ「食べ歩き」も人気のエリア。しかし、商店街の道路にはごみ箱を設置されておらず、「ポイ捨てごみ」による景観悪化が課題とされていた。

そんななか同活動では、2023年1月5日〜2月5日の1カ月間に「スマートごみ箱」を仮設置する実証実験を実施。その結果、設置前と比較し約4割の削減効果がみられたことから、今回の本格設置に至った。

今回設置された「スマートごみ箱」は10台で、道頓堀商店街エリア内に約30メートル間隔に配置された。ごみの蓄積状況はセンサーを通してリアルタイムで遠隔把握ができ、満杯になる前に通知される機能が搭載されている。ごみは一定量たまると自動的に圧縮されるため収容量も増えるという。同団体では今後、クリーン活動の活性化をはかり、ごみがあふれない町づくりを目指していく。

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本