大阪駅前の「巨大公園」に新文化施設、監修の安藤忠雄も期待

緑に囲まれた文化施設「VS.」イメージ。右側は併設カフェ
JR大阪駅北側で開発中の「グラングリーン大阪(うめきた2期地区開発プロジェクト)」。10月23日、「うめきた公園」内に来秋開業する文化施設「VS.(ヴイエス)」の概要が発表され、建築家・安藤忠雄氏らが出席した。
■ 景観を生かす…施設の大部分は「地下」
ターミナル駅直結の緑あふれる巨大な公園を中心に、スポーツ系・コミュニティ施設などが点在予定の「グラングリーン大阪」。それらの中核機能となる同施設では、新しい文化の発信や交流の場として、多分野のイベントなどを開催していくという。
公園の景観をいかせるよう施設の大部分は地下にあり、3つの展示空間(合計約1400平方メートル)を完備。なかでも、地上にまでキューブ型の外観が突き出ている「スタジオA」は高さ15メートルの天井を誇り、大型作品の展示や没入感が楽しめる映像体験などの企画も可能だ。
1階にはカフェが併設され、目の前に広がる自然を眺めながら、オーガニックコーヒーや有田みかんを使ったワインなど独自のメニューを味わえる空間に。
運営会社「野村卓也事務所」の野村卓也社長は「『VS.』は中だけで閉じた印象の『施設』だけではなく、この場でアイディアが食・アートなどに形づくられる『装置』。そして、訪れた人がリアルな経験から新しい価値観を得られる場になれば」とコメント。

■ 安藤忠雄が設計監修「おもしろいことが起こる」
また、設計監修をおこなう大阪出身の建築家・安藤忠雄氏は立地について「国際的にも駅前にこれだけの大きな公園は滅多にないのでインパクトがある。『大阪は緑がない』と言われるが、かなりの部分が森になりそうで、おもしろいことが起こるんじゃないか」と期待を寄せた。
今後は2024年9月の開業時にアーティスト・真鍋大度によるオープニングイベント、2025年春には開業記念『安藤忠雄 建築展(仮)』ほか、「竹中工務店」の企画展なども開催予定。さらに、同施設の事業に共鳴し、共同で目標を達成する「リーグ(連盟)」も組成し、幅広いジャンルから参画者を募っていくという。
取材・文・写真/塩屋薫
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