古都・奈良の夏夜を楽しむ…風情あふれる「ナイトイベント」3選

2023.8.3 20:30

奈良若草山ではトワイライト・夜景観光バスも期間限定で運行

(写真4枚)

遡ること1200年以上、平城京として栄えた古都・奈良。1998年には、東大寺や興福寺を含む8つの資産で構成される「古都奈良の文化財」が世界遺産に登録された。そんな歴史的な街並みが残る奈良の風情あふれる、夏のナイトイベント3選を紹介する。

■ 2万本のろうそくが幻想的『なら燈花会』

なら燈花会(イメージ)

奈良公園一帯の9会場を、約2万本のろうそくの明かりでやさしく照らし出す『なら燈花会』。鹿とろうそくというなんとも珍しい組み合わせも楽しめる。

「燈花」とは、ろうそくの先にできる花の形のかたまりで、これができると縁起が良いと言われている。同イベントでは、そんな「燈花」にちなんで、自分でろうそくに明かりを灯し、幸福を願う「一客一燈」の体験も。

【場所】奈良公園一帯(奈良市春日野町ほか)の9会場(春日野園地、浮雲園地、浅茅ヶ原、浮見堂、猿沢池・五十二段、興福寺、 奈良国立博物館、東大寺、春日大社)【日時】8月5日~14日・夜7時~9時半

■ 今年で64回目、世界平和を願う「送り火」

奈良大文字送り火(イメージ)

戦没者慰霊を目的に毎年8月15日におこなわれる『奈良大文字送り火』は、今年で64回目を迎える。現在では、戦災や災害で亡くなったすべての人々の慰霊と世界平和を祈る行事として、また奈良の夏の恒例行事として多くの人に親しまれている同イベント。

「春日大社」と「大安寺」にて神式、仏式それぞれの慰霊祭を挙行した後に、夜8時より高円山にて「大」の字が点火される。

【場所】高円山(奈良市白毫寺町)【日時】8月15日・夜8時点火

■ 夜の世界遺産に約2500基の灯籠

東大寺 万灯供養会(提供:東大寺)

高さ約15メートルの大仏が鎮座する世界遺産・東大寺では、2日間限定で夜間参拝『万灯供養会』を開催。大仏さまに灯籠をお供えして諸霊を供養するこの行事。約2500基の灯籠が大仏殿の前に並び、神秘的な光景が広がる。また、この期間は特別に大仏殿の窓が開かれ、建物の外からも大仏さまの顔を拝むことができる。

また、この夜間参拝の時間帯は無料で大仏殿へ入堂することができる(入場制限がおこなわれる可能性あり)。

【場所】東大寺(奈良市雑司町406-1)【日時】8月13・14日・夜7時~9時半

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