淡路島西海岸の人気スポット「Ｆｒｏｇｓ ＦＡＲＭ」にある韓国料理店「きる かか」（兵庫県淡路市）に、淡路島牛乳でつくったミルク氷のかき氷が夏季限定で登場した。

ミシュランのビブグルマンを獲得した京都の韓国料理店「ピニョ食堂」（京都市左京区）のオーナー・全敞一（ぜんしょういち）さんがメニューを監修する同店。一般的に知られる辛い、赤い韓国料理とは異なり、毎日でも食べたくなる素朴な味わいが好評だ。

今回登場した夏限定のかき氷は、「きるかかを知ってもらうきっかけになれば」と考案。当初は氷で試作を重ねたものの「食べるにつれどうしても水っぽくなったので、試しに淡路島牛乳を凍らせてみたら最後までしっかり味わいが残ることを発見しました」と担当者は明かす。

島で長年愛される淡路島牛乳の程よい甘さとコクをストレートに生かした、ふわふわでくちどけ柔らかなミルク氷がベースで、ラインアップはこだわりのソースと個性的なトッピングの３種。王道人気の「練乳ミルク苺」は、イチゴと練乳の最強コンビネーションにフローズン苺と苺ジャム、くちどけなめらかな、ほんのり甘い生クリームをトッピングし、好みで追い練乳ミルクもあるという。

また、「レモン＆ヨーグルトとレアチーズ」は、淡路島ヨーグルトとレアチーズソースのやさしい酸味、はちみつ漬けにしたスライスレモンの甘さが爽やかにマッチ。加えて、自家製レモンシロップをたっぷりかけて、口いっぱいにさっぱりしたレモンが広がる味わいだ。

さらに「抹茶＆ほうじ茶とわらび餅」は、たっぷりの抹茶とほうじ茶のシロップを混ぜ合わせ、和の香りと風味を豊かに。もちもち食感のわらび餅と、なめらかなこしあん、ほんのり塩気が上品に甘みを引き立てるあられがトッピングされ、とろりとした黒蜜きなこのソースをかけて味変も楽しめる。

価格はすべて１５００円。いずれもＳＮＳ映え確実なビジュアルで、担当者は「どれもこれも自信作。ちょっとわかりにくい場所にあるのが難点ですが、フロッグスファームでかき氷が食べられるのは『きる かか』だけ。ぜひお立ち寄りください」と笑顔で話した。

このエリアのランドマークであるカフェレストラン「ガーブコスタオレンジ」から徒歩１分。営業時間は昼１１時～２時、夕方４時半～夜８時（ともにＬＯ）。

取材・文／みやけなお