冷凍食品のみを扱うフランス発の専門店「Ｐｉｃａｒｄ（ピカール）」が関西初登場。６月１５日に総合スーパー「イオンスタイル茨木」（大阪府茨木市）内の売場の一角に誕生し、初日から多くの買い物客で賑わいを見せた。

１９７３年に開業し、前菜からスイーツまで幅広い冷凍食品がそろうフランスの国民的ブランド「ピカール」。日本では７年前に東京・青山に初進出、今回が関西初出店となる。

欧州の食材を中心に、約９０品目を取り扱う同店。人気Ｎｏ.１は、すべてフランス産食材（発酵バターや平飼い卵など）を使った「クロワッサン」（８個・８９８円）。現地では食事前にオードブル（前菜）を楽しむスタイルが主流のため、前菜が充実しているのも特長だ。

なかでも、クリームチーズをスモークサーモンで巻いた一口サイズの「サーモンのブーシェ」（８個・１９９８円）などは人気が高く、パーティーや女子会で重宝しそうな「映える」ビジュアルの冷凍食品は、まさにフランス発ならでは。

そのほか、現地流にチーズがたっぷり乗った直径２８ｃｍの「ピッツァマルゲリータ」（１０４８円）や、ちょっとしたアテにぴったりの「野菜のマスタードクリームソテー」（５４９円）、またパーティーシーンなどに重宝しそうな「４種類のマカロン」（１６個・１５９８円）などのデザート類もあり、欧州の味を自宅で気軽に楽しめるのがうれしい。

すでに関東の店舗やネットショップではブランド認知も高まり、デミルカン・ミネ社長は「ファミリー層が多く、京都、兵庫からもアクセスも良い茨木で、美食の国のレシピで作られたグルメを実際に手に取っていただきたい。来年にかけて関西圏でも複数の店舗を出店できれば」と期待を寄せる。

「プティピカール茨木店」は、同スーパー１階の食料品売り場にて、営業は朝８時～夜１１時。

取材・文・写真／塩屋薫