ストイックな松下洸平「2日間ご飯を抜いたら、怒られた」

2023.6.23 06:30

こまつ座 第147回公演『闇に咲く花』で主演をつとめる松下洸平(写真/髙村直希)

(写真3枚)

2023年9月に「新歌舞伎座」(大阪市天王寺区)で上演される舞台『闇に咲く花』。主演をつとめる松下洸平が大阪市内で記者会見をおこない、意気込みを語った。

劇作家・井上ひさしが日本人の戦争責任をテーマに描いた同作。松下は、自身が演じる記憶を失くした帰還兵・健太郎について「とても明るくて、自分の意思を持ったとても力強い青年」と役の印象を語り、「つらい時代を生き抜いた青年の象徴」と役への思いを語った。

松下はこれまで、井上ひさし原案の『木の上の軍隊』(2013年)、『母と暮せば』(2018年)に出演。両作品ともに演出家をつとめたのが栗山民也。今回も栗山と組むことについて、「栗山さんは言葉数が少ないわりに、本編の時間よりも長いんじゃないかってくらいダメだしが多い」と記者陣を笑わせた。

こまつ座 第147回公演『闇に咲く花』で主演をつとめる松下洸平(写真/髙村直希)

続いて「いつも『今の若い俳優が体現できないのは飢えだ』とおっしゃるんです。それを口すっぱくおっしゃるので『くそー』と思って2日間くらいご飯を抜いたら、お腹が空き過ぎて声が出ずにまた怒られたんです。栗山さんが求める飢えというのは、何年も家族に会えないとか、その飢えなんです。今回もそれを突きつけてくると思うので、どこまで僕らが体現できるか」と語った。

そして「僕たちは政治や国に対する怒りを代弁する役割ではなく、あくまで俳優。ここに描かれる庶民の声を代弁する立場」とし、「当時のこと、そして今の日本はどうなんだろうってことを考える、小さなきっかけを届けたい」と意気込みを口にした。

舞台『闇に咲く花』は、9月6〜10日に「新歌舞伎座」にて上演。チケットはS席1万500円、A席7000円(7月16日より発売)。

取材・文/田辺ユウキ

こまつ座 第147回公演『闇に咲く花』

会場:新歌舞伎座(大阪府大阪市天王寺区上本町6-5-13 YUFURA6階)
期間:2023年9月6日(水)~9月10日(日)
料金:S席 1万500円、A席7000円

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