努力義務化された自転車のヘルメット、実は品薄状態だった

今年4月の法改正後、ヘルメットは全国的に品薄状態だという「サイクルベースあさひ」都島本店
2023年4月、改正道路交通法の施行によって自転車を利用する際は大人も「ヘルメット」の着用が努力義務化された。ところが、法改正以降も「ノーヘル」で自転車に乗る人ばかりを見かけるのは気のせいだろうか。
これまでヘルメットを着ける習慣が無く、また「強制」ではないとなると、わざわざヘルメットを買いに行く人も少ないのではないか。実際、今回の法改正で世間のヘルメット事情に変化はあったのか? 自転車専門店「サイクルベースあさひ」(本社:大阪市都島区)の都島本店を訪れ、店長の森本健太さんに話を訊いてみた。
■「売り場を広げても追いつかないくらい」
──2023年4月に法改正されて以降、ヘルメットの売れ行きに変化はありましたか?
ヘルメットの購入者がかなり増え、問い合わせも激増しました。これまでは1週間で数個売れる程度だったのが、改定によって売り場を広げても追いつかないくらいに売れ、劇的な変化となりました。
ヘルメットは人によって頭のサイズやそれに合う規格も異なるため、予約販売なども難しいこともあり、品切れ状態が続いています。
──そんなに影響が! でも、街中でヘルメットを着けてる人ってあまり見かけないような・・・。
実は、僕も売り場での様子とは反比例し、街では少ないなと感じています(笑)。
ヘルメットの着用率に関しては地域差があり、大阪は着用率が低く東京では高いという傾向があります。大阪の場合、市内は自転車移動をする人が多く、自動車含め事故自体も多いという背景もあるため、より着用してほしいのですが。

──たしかに大阪市内に住んでいる者としても、危ない運転をしている人が多いように感じます。ちなみに、法改正によって具体的にどうルールが変わったんでしょうか。
コロナ禍をきっかけに自転車ユーザーが増えたのか、この数年で自転車事故も増加しました。子どものヘルメット着用は以前から努力義務化されていたんですが、今回の法改正から大人も対象となっています。
「努力義務」ですから、あくまで「着けてくださいね」ということで、罰則は特にありません。ただ、事故に遭った際、過失割合が変わってくる可能性もあるでしょう。事故に遭った後では遅いんです。
■ ただ頭を保護すればいいわけじゃない、自転車のヘルメット
──なるほど。以前、「あさひ」さんのツイッターで、「本当にあったヘルメットをかぶっていなかったら怖い話」を紹介していました。やっぱり、ヘルメットを着けることで防げる事故やケガはあるんでしょうか。
自転車で転倒しても、健康な大人ならとっさに手をつくことができますし、大きなケガには繋がらないと思っている方は多いと思います。ただ、自転車事故で怖いのは、たまたまこけた先に縁石や車止めがあり頭が・・・という恐ろしいケースです。不意なこけ方で、頭を守れないケースはとても多いんですよ。
──それは恐ろしい・・・。ヘルメットの重要性を感じます。
自転車用のヘルメットは、横からの衝撃から頭を守ってくれる機能があります。品薄状態で工事現場のヘルメットをかぶっている人もいるそうなのですが、そのタイプは上からの衝撃を逃がすことに特化しており、横からの衝撃には効果がありません。
──ただ頭を保護すればいいんじゃないんですね。ところで、実際に自転車用のヘルメットを手にとってみると、予想外に軽くて驚きました。
そうですね、メーカーさんの企業努力のおかげでかなり軽量化しています。
デザインも進化していて、最近では皆さんがイメージするような競技用ヘルメットだけでなく、つば付きのハット型ヘルメットやカジュアルでおしゃれなヘルメットも増えています。色も、以前は白・黒やシンプルなものが多めでしたがバリエーションも増えています。

──これだけ軽くてかわいいヘルメットなら欲しくなります。購入時、気をつけるポイントなどはありますか?
やっぱり、中古や通販で購入することはおすすめしません。特に、最近は格安で見た目がかわいいヘルメットも通販で販売されています。品薄ということでつい購入したくなるかもしれませんが、なかに下敷きが入っているだけで何の機能もない粗悪品も・・・。
購入する際は、SGやJCF、CEといった機関のマークがあり、一定の安全基準を満たしているヘルメットを選びましょう。
◇
森本さんいわく、法改正前に比べるとヘルメット姿の自転車ユーザーもちらほら見かけるようになったという。今後品薄状態が解消され一定数の人が着用することで、ヘルメットがスタンダードになっていく日も近いかもしれない。
取材・文・写真/つちだ四郎
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
NEW 5時間前 -
グラングリーン大阪で食べる、買う、楽しむ! 14選[PR]
NEW 7時間前 -
神戸アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
NEW 7時間前 -
大阪アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
NEW 7時間前 -
【大阪・関西万博2025】最新情報まとめ!地元編集部が取材してわかった、人気グルメから穴場スポットまで
NEW 8時間前 -
大阪・関西ランチビュッフェ2025年版、ホテルの食べ放題を満喫
NEW 2025.8.28 11:00 -
関西人なら違和感に気付く!? 8コの異変探し[PR]
NEW 2025.8.28 08:00 -
新しいものを全力で楽しむ!OMOろい旅 in 熊本[PR]
2025.8.25 09:00 -
大阪ビアガーデン2025年版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.22 12:00 -
京都アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.20 11:00 -
現地取材で発見!知らなかった宇治の魅力【2025年最新版】
2025.8.16 08:30 -
25周年「アンパンマン列車」で、ゆかりの高知へ[PR]
2025.8.6 11:50 -
リゾナーレトマム、36時間でどれだけ満喫できる?[PR]
2025.7.31 08:00 -
かき氷など…京都・宇治の冷たい抹茶スイーツ5選[PR]
2025.7.30 11:00 -
京都・滋賀のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.23 13:00 -
奈良のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.15 15:00 -
関西のおすすめ音楽フェス・2025年最新版
2025.7.9 09:00 -
【カメリア・マキの魔女占い】2025年下半期の運勢は?
2025.7.1 00:00 -
神戸のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.6.30 11:00 -
京都・貴船&高雄のおすすめ川床、ランチからカフェまで【2025年】
2025.6.19 12:00 -
京都・川床おすすめランチ&ディナー、鴨川・貴船・高雄エリア別【2025年】
2025.6.11 15:00