ミシュランシェフによる京都のラーメン、中華そば一本で再始動

特製中華そば1400円。通常の中華そばに、味玉、チャーシュー、海苔を追加
京都・河原町の複合商業施設「GOOD NATURE STATION」の2階に店を構える、ミシュラン二つ星を獲得した中国料理「ベルロオジエ」のオーナーシェフ・岩崎祐司氏がプロデュースする「鴨出汁中華そば ROKU」。5月13日、店名を新たに「中華そば 六」としてリニューアルオープンした。
以前の鴨を用いた清湯スープを改良し、中華そば一本に絞ったメニュー構成に。鴨のほかに地鶏・鹿・牛・豚の5種類のガラから旨みをとることで、より深い味わいになった。食材には、香り高い高級キノコのポルチーニ茸、漢方にも使われる果実を干した龍眼肉ほか、トマトや干しシイタケも加えることで、地味深く重厚感ある味わいに。
合わせる麺も、清湯の味にマッチするように作られた特製ストレート麺。重層的な味わいのスープを見事に絡め取り、口の中にするりと運んでくれる。噛めば細麺ながらもシコシコとしたコシがあり、小麦の風味もしっかりと感じられ、スープとの一体感も食欲をそそる仕上がりだ。
チャーシューもほどよい厚みあり、肉感と脂感のバランスも抜群で、ほろりとほどけながら溶けるように柔らかく、旨みも芳醇。太切りのメンマも柔らかくも心地よい歯触り。中国料理の伝統的技法を活かしながら、新たな味を生み出すシェフの思いが細部にまで詰まった一杯になっている。

結果、ついついスープを飲み干しそうになるのだが、「ちょっと待てよ」の名物オプションがある。それが「追い雲呑」(3個200円)。以前よりも上品かつ深みを増したスープに合わせて、その中身も鴨主体から豚肉、玉ねぎ、クワイ、セロリを仕込んだあっさり味になった。スープにヒタヒタしながら頬張れば、麺とは違った美味しさが口いっぱいに広がり、口福感が溢れかえる。
この充実感、これぞ唯一無二と言えるだろう。行列必至の再始動に、麺好きだけでなく多くのグルメたちの注目を集めているようで。「特製中華そば」は1400円。営業時間は昼11時から3時、夜6時から9時。
取材・文・写真/曽束政昭
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