ペンギン&アシカが泳ぎ回る巨大水槽も、天王寺動物園の新エリア

新エリア「アシカワーフ」では、カリフォルニアの港町を再現
「天王寺動物園」(大阪市天王寺区)に4月26日、新エリア『ペンギンパーク&アシカワーフ』が誕生。それに先駆けて24日に内覧会が開催され、集まったファンが動物との出合いを楽しんだ。
2016年に打ち出されたコンセプト「海洋動物と遭遇する『地球横断の旅』を通じ、地球規模の海の問題を知る」に従って、これまでのペンギン舎・アシカ池からそれぞれが移転。このたび、新たなエリアとして生まれかわった。
「ペンギンパーク」はフンボルトペンギンの生息地・南米チリの島、「アシカワーフ」では、アシカと人間が共生するアメリカ・カリフォルニアの港町や漁師小屋がそれぞれ再現され、より本来の生息環境に近い展示形式になったという。
また、深さ2〜3メートルの巨大アクリル水槽も設置され、これまで上からしか見ることのできなかったペンギン・アシカの水中での様子が観察できるように。日光を広く取り込む明るい水槽となっていて、内覧会当日も動物たちは活発に泳ぐ姿や食事風景を見せてくれた。

この日集まったファンは、新しい水槽を見るや「のびのびしてるわぁ」「見て、エサ取り合ってる!」と、さっそく夢中に。17年前から同園に通うという大阪在住の女性も、「とにかくガラス面になったのがいい! アシカが背泳しているところもしっかり見ました!」と興奮気味に語った。
同園の飼育員は、「(施設誕生で)動物たちは快適になり、お客さまには今までには無い近さで楽しんでもらえると思います。また『かわいい』だけじゃなく、動物たちを取り巻く環境問題についても、楽しみながら深く学んでいただければ」と期待を込めた。
『ペンギンパーク&アシカワーフ』の場所は、南園・メガネグマ舎前。4月26日10時半からは、オープニングセレモニーが予定されている。営業時間は朝9時半〜夕方5時で、GWは休まず営業。入園料は大人500円、小中学生200円、未就学児無料。
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