らんまん第3週振りかえり・ジョウロウホトトギス

「ジョウロウホトトギス」を見つめる万太郎(神木隆之介)(C)NHK
高知・土佐で代々続く造り酒屋の跡取り息子として生まれた主人公が、やがて植物学者となって天真爛漫に明治の世をかけぬける様を描く連続テレビ小説『らんまん』(NHK朝ドラ)。4月22日は、「ジョウロウホトトギス」と題する第3週(4月17日〜21日放送)を振りかえる。
明治13年(1880)秋、主人公・万太郎(神木隆之介)は18歳になり、造り酒屋「峰屋」の当主としての仕事はそこそこに、相変わらず植物の研究に没頭する日々を送っていた。ある日、万太郎は植物採集のさなかに見たことのない美しい花と出会うが、どんなに本で調べてもその名前が分からずにいた。
一方、万太郎の姉・綾(佐久間由衣)は次々と舞い込む縁談よりも家業の酒造りに興味があり、その年から麹造りの責任者となった蔵人の幸吉(笠松将)から酒の造り方を教えてもらうことになる。また、奉公人で万太郎のお目付役の竹雄(志尊淳)は、立派な働き手として万太郎を支えながら、綾に密かな思いを寄せていた。

そんなある日、役人が「峰屋」を訪れ、来年の春に東京で開かれる「内国勧業博覧会」に「峰屋」の看板商品「峰乃月」を出品しないかという話が舞い込んでくる。祖母・タキ(松坂慶子)は品定めされることに否定的だったが、万太郎は持ち前の知識を活かし、確信に満ちた声で「出品したほうがいい」と説得する。
万太郎が初めて見せる当主らしい口ぶりに驚かされるタキと綾だったが、その実、万太郎には「東京に行けば子どもの頃から憧れてきた植物学者に会えるのでは」という企みがあった。万太郎の思惑どおり博覧会に「峰乃月」を出品することになり、初めての上京が決まった万太郎は舞い上がるのだった。
一方、姉の綾は、酒造りへの情熱を捨てられず、縁談を破談にしてしまい祖母・タキを落胆させる。落ち込む綾だったが、幸吉に酒造りについて教わるなかで次第に元気を取り戻していく。そして、綾は「澄み切った味わいの「峰乃月」とは違った飲み口の酒を博覧会に出品できないか」と思いつき、「濃い口」の酒を作れないかと幸吉に相談する。

次の春、「峰屋」が博覧会に出品する酒が仕上がる。その試飲の際に、綾は幸吉の協力のもと完成した「濃い口」の酒を出し、「博覧会に出品してみてはどうか」と提案する。しかし綾のふるまいはタキの怒りを買い、「そんなさもしい酒、下げなさい」と一蹴されてしまう。
その後、綾は力を貸してくれた幸吉に詫びる。謝る綾に幸吉は優しい言葉をかけ、懐からかんざしを差し出す。それは、幼い綾が酒蔵に足を踏み入れた時に落としたもので、当時見習いだった幸吉が拾ったまま預かっていたものだった。幸吉の「綾さまが、今も酒造りをお好きでよかった」という言葉に、綾は瞳を潤ませるのだった。
そして、いよいよ万太郎が東京へと旅立つ日を迎える。竹雄を伴い、「峰屋」の一同に見送られた万太郎は、高知から汽車や蒸気船を乗り継いで東京へ到着する。当主として酒の品評会に参加する万太郎だが、他の蔵元の当主たちから試飲を勧められ、無理をして酒を飲む。実は万太郎は下戸であり、酔いが回るとそのまま会場の外に飛び出してしまう。

酒蔵の当主でありながら、病弱で下戸であることを自嘲する万太郎。介抱する竹雄が水を持ってくる間、酔いの勢いで木の上に登った万太郎は、そこで博覧会で屋台を出していた和菓子屋「白梅堂」の娘・西村寿恵子(浜辺美波)と出会う。寿恵子を一目見た瞬間、万太郎は恋に落ちるのだった。
品評会を終えた万太郎は、ついに今回の旅の最大の目的であった博物館を訪れる。万太郎は、子どもの頃から憧れていた植物学者の野田基善(田辺誠一)と里中芳生(いとうせいこう)に出会い、自分がこれまで興味を持って続けてきた草花の採集は「植物分類学」という学問にあたることを知る。
万太郎は「日本の植物にはまだ学名がつけられていないものや発見されていないものがたくさんある」と知り、大きな刺激を受ける。しかし、竹雄は生き生きとした万太郎の姿を見て、当主である万太郎の心が「峰屋」から離れていくことに不安を感じるのだった・・・。

本作は、「日本の植物学の父」と謳われる牧野富太郎(まきのとみたろう)の人生をモデルに、激動の時代で草花と情熱的に向き合い続ける植物学者の物語。放送は、NHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。土曜日はその週の振りかえり。
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