俳優・松平健の大ヒット曲『マツケンサンバ II』の期間限定ショップ『マツケンサンバ ＰＯＰ ＵＰ ＳＨＯＰ』が３月１７日、「心斎橋パルコ」（大阪市中央区）でスタート。初日は朝から入店整理券が配布されるなど大勢のファンが来場した。

■ ２０〜３０代の若者がグッズめがけて集結

２００４年にリリースされた、日本を代表する大ヒット曲『マツケンサンバ II』。そこから１７年経った２０２１年、『東京オリンピック』の閉会式出演を期待する声がＳＮＳに溢れ、「華やかでひたすら明るい曲調＆ビジュアルが、コロナ禍で沈んだ人々の心を元気にしてくれる」と、マツケンブームが再来した。

この限定ショップも東京・名古屋で連日入場規制になるほど大盛況で、このたび待望の大阪開催。初日の朝から整理券をゲットして訪れた層を見ると、「健さんの人柄が好きなの」という推し活４０年のマダムや、小さい頃『暴れん坊将軍』を見て好きになったという３０代の男性など、松平健自体のファンはもちろんだが、大半を占めていたのが２０〜３０代の女性だった。

「友だちとグッズをお揃いで付けようと約束した」という２０代の女性や、Ａぇ！ｇｒｏｕｐやＣＵＢＥＲＳなどマツケンサンバのパロディをするメンバーの影響で「マツケングッズ」を持ちたいという３０代の女性、「とにかく『マツケンサンバ』の多幸感が好きで、グッズ購入から逃れられず･･･」という３０代女性など、来店した理由はさまざまだ。

■ 買わずにいられない…「楽しい気持ち」になるグッズ

ショップには、総勢６０商品を超える「マツケンサンバ」限定グッズが登場。「サンバ！ オレ！ アミーゴ！」のセリフとともにホログラム仕様で輝きを放つ「３連アクリルキーホルダー」（１４３０円）や、「マツケンサンバ好きが乗っています」と書かれた「カーマグネット」（１１００円）など大阪からの新商品も多数追加され、グッズ担当者いわく「華やかで煌びやかな曲のイメージをそのまま伝えることにこだわった」という、金銀にギラギラ光るオリジナルグッズがずらりと並ぶ。

女性たちは「アクリル前髪クリップ」（１１００円）や「ホログラムステッカー」（４４０円）など目的の商品をめがけて来たそうだが、「気づいたら５０００円超えていた」「１万４０００円も買う予定じゃなかったのになぜ」と、グッズを爆買いする人が続出。

「持っていたら良いことがある気がする」「パワースポット的な感じ」「元気がもらえる」「キャラとして好き」「いろんなグッズを出してくれる懐の深さに感謝したい」「松平さんがグッズをちゃんと監修していると聞いて愛おしく思う」など、総じて楽しい気持ちになるグッズを目の当たりにし、買わずにいられなくなったようで、困惑しながらもみんな満足げだった。

店内はグッズ以外に、松平健が実際に着用していた衣装の展示や、マツケンＥＤＭなど公式ＹｏｕＴｕｂｅの映像が永遠と流れ、なんとも多幸感あふれる空間となっている。期間は４月２日まで、場所は「心斎橋パルコ」地下１階のＰＯＰ ＵＰ ＳＰＡＣＥにて。土日は混雑が予想されることから入店整理券が配布される。