若者の「米菓離れ」に抵抗、阪急うめだ限定のネオあられ

2023.3.9 16:15

老舗米菓店「とよす」による新ブランド「come mari」

(写真2枚)

老舗の米菓メーカー「とよす」(本社:大阪府池田市)が、若者向けの新ブランド「come mari(コメマリ)」を新設。4月5日、その1号店が百貨店「阪急うめだ本店」(大阪市北区)にオープンする。

1902年創業、米菓メーカーとして関西で初めて雛あられを販売したといわれる老舗「とよす」。おかきや煎餅、あられといった同店の商品は、メインの消費者が50代以降と、年齢層が少しお高め。しかし、直近の調査では60代以降に減退していることが判明したという。

そんな緊急事態を受け、若い世代に向けた米菓を作ろうという思いから新ブランド「come mari」が誕生。コロンと丸いキュートなフォルムに加えて、和モダンなパッケージが現代的でスタイリッシュに仕上がっている。フレーバーは、「梅かつお」「のり塩」といった和な味から、「チーズ」や「コンソメ」といった洋風のものまで全6種がラインアップ。

同ブランドの担当者は、「若い方たちにとって、米菓をおやつとして楽しむ入り口になってほしい。個包装になっているので、オフィスで一息つきたいときや手土産にも最適です」と、アピール。

1番のおすすめだという「梅かつお」を一口食べると、サクッと軽やかな食感と米菓には珍しい口溶けの良さ、梅の酸味をしっかり感じながらもほんのり効いた鰹だしの香りが楽しめた。食感はスナック菓子に近い感覚だが、100%米粉でグルテンフリー、罪悪感が少ないのもうれしいポイントだ。

価格は各フレーバー5袋入りで594円。全フレーバーが揃った「アソートセット」は2160円〜。「阪急うめだ本店」のみで発売される。

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