大阪・関西万博の特別プログラム、未来を作る12企業が決定

2023.3.7 17:30

12の選定企業が発表された『大阪・関西万博』「Co-Design Challenge」プログラム事業説明会(3月7日・大阪市内)

(写真2枚)

2025年に開催される『大阪・関西万博』の「Co−Design Challenge」プログラムの事業説明会が3月7日、大阪市内でおこなわれ、その事業内容と参加する選定12の企業が発表された。

同事業は、『大阪・関西万博』の運営参加特別プログラムで、「万博を契機に、これからの日本のくらし(まち)をつくる」をコンセプトにした共創事業。さまざまなプレイヤーがともに取り組み、デザイン視点を重視しながら、新しい「なにか」を作ることを目的にしている。中小企業や各種団体など、大企業でなくとも参加できることが大きな特徴だ。

EXPO共創プログラムディレクターの齋藤精一さんは、「(万博閉幕後の)2025年以降も続いて欲しい。地域を強くする加速装置になれれば。デザインの力を信じている」と話し、同アドバイザーでデザイナーの服部滋樹さんも「(選定企業の)みなさんと併走しながら、最先端を生み出したい」と意気込んだ。

廃棄ホタテ貝殻などを使ったリサイクル素材を用いたデザインヘルメットが評価され、選定企業に選ばれた「甲子化学工業株式会社」の南原徹也さん(3月7日・大阪市内

2022年7月に提案募集が実施された、このプログラム。全国から58の企業・団体から79件の提案があり、催事企画プロデューサーの小橋賢児さんら選定委員によって12件が選ばれた。「ごみから作るサステナブルなヘルメット」が選定された「甲子化学工業株式会社」(大阪市)企画開発部長の南原徹也さんも、「再資源の輪が広がっていけば。この万博がおもしろい機会になる」と期待を込める。

今後は、アドバイザーをつとめるデザイナーと協力しつつ開発を進め、『大阪・関西万博』での実装、その後の継続的な活用・使用を目指していくという。

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