前代未聞! 大阪の食文化「だし」が主役のアフタヌーンティー

2023.3.4 16:15

OMO7大阪 by星野 リゾート「アフタヌーンだし」(5500円)

(写真9枚)

ホテル「OMO7大阪by星野リゾート」(大阪市浪速区)で、アフタヌーンティーならぬ『アフタヌーンだし』が3月1日からスタート。大阪のだし文化をテーマとした前代未聞の食体験が期間限定で楽しめるということで、さっそく体験してみた。

これまでも、冬には敷地内の広大なガーデンエリア・みやぐりんで、フグのヒレ酒を味わうイベントや、ホテルのご近所さんをスピーカーとして招き、大阪の歴史や文化を伝える講座の開催など、大阪のディープな楽しみ方を発信してきた同ホテル。

アフタヌーンティーは今回が初の試みだが、「普通はつまらない」とのことで、大阪らしい要素をプラスしたユニークなテーマに決定したという。

昆布とかつお、煮干しで引いた、薄口ながらもしっかりとした旨みを持つ関西だし。大阪人にとっては、なくてはならない存在だが、スイーツとの組み合わせは前代未聞だ。一体どんな味が楽しめるのか、期待&少しの疑心抱いていざ実食。

だしを引いてくれるのは、だしソムリエの資格を取得した同ホテルのスタッフ。ハンドドリップを使って、コーヒーを淹れているのかと思いきや、漉し器に入ったのはフワフワのかつお節というシュールな光景にまず驚かされる。

コーヒーかと思いきや、鰹節をドリップ

用意されたおだしは、素材の味を楽しむ「ドリップ追いがつお」、少しイタリアンな要素を感じる「トマト&マッシュルーム 」、フルーティーな酸味が味わえる「オレンジ&オニオン」の3種。後二者は少し洋風な要素がプラスされているが、これが以外にもだしにマッチ。単体では、和のテイストをベースとしたスープのように飲むことができる。

アフタヌーンティーでお馴染みの3段スタンドには、それぞれのだしとペアリングを楽しめるスイーツがかわいらしくセットされている。まずは、「オレンジ&オニオン」とムースケーキ「みかんとバニラのリオレ」をペアでいただくことに。同じ柑橘系の香りだからか、これまで味わったことのない組み合わせでも、どこかしっくりくる。爽やかでクセのない味わいだ。

「トマト&マッシュルーム」は、一見かつお節だと錯覚するチョコレートをトッピングした「かつお節生チョコレート」との相性が良いとのこと。少しトマトの酸味がありながらも、どちらもコクの深さが特徴で、大人な味の組み合わせが楽しめた。

だし×スイーツというかなり実験的な試みだが、これまでになかった味の発見やだしの可能性の広がりを感じさせた。『アフタヌーンだし』は、ガーデンエリア・みやぐりんのほか館内で飲食可。期間は5月31日まで。料金は5500円(税サ込)で、1日3組限定となっている。

OMO7大阪 by 星野リゾート『アフタヌーンだし』

期間:3月1日〜5月31日
住所:大阪府大阪市浪速区恵美須西3丁目16−30
料金:5500円

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本