大阪城の「梅林」がまもなく見頃、大寒波で前年より遅めに

2023.2.11 06:30

「大阪城 梅林」(撮影:2023年2月9日)

(写真6枚)

10年に1度と言われた厳しい寒さも落ち付き、早くも春の兆しが見え始めている2月。関西屈指の梅スポット「大阪城公園」(大阪市中央区)では、梅林がまもなく見頃を迎えるようだ。

1974年に開園した同梅林は、104品種・1235本という多くの梅を楽しめる関西の名所のひとつ。紅白や薄いピンクのほか、同じ花でも2色に色づく「咲き分け」をしたものなど、多様な品種を見ることができる。

桜と異なり、品種によって満開が異なる梅には3つの観賞方法があるのをご存知だろうか。早咲き品種の花を探して楽しむ「探梅(たんばい)」、咲き誇った中咲き品種を鑑賞する「賞梅(しょうばい)」、遅咲き品種で見送る「送梅(そうばい)」と、タイミングによって3回楽しむことができる。

広場には「梅林ローソン」が期間限定オープンし、温かいおでんや甘酒とともに花見を楽しめる

同園植栽担当の菅野浩一さんによると、2023年は1月の大寒波の影響で、中咲き品種の満開が昨年よりも1週間ほど遅れているとのこと。

「今年はすでに多くの方が来られています。これから見頃を迎えるのでぜひ楽しんでいただければ」と菅野さん。コロナ禍による行動制限が緩和され、3年ぶりに賑わいが戻ってきているようだ。

「大阪城 梅林」の2023年のピークは2月20日頃。毎年決められる「今年の梅」は、直径5cm以上の花が咲く「武蔵野(むさしの)」が選ばれ、遅咲きとして華やかに締めくくる。入場は無料。

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