大阪・門真市の巨大複合施設、交通渋滞に懸念の声…その対策は?

2023.2.10 07:00

「三井ショッピングパーク ららぽーと門真・三井アウトレットパーク 大阪門真」(2月8日撮影)

(写真2枚)

4月17日にオープンを控えている、大型商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと門真・三井アウトレットパーク 大阪門真」(大阪府門真市)。2月8日にはメディア向けに内覧会がおこなわれ、その全貌が明らかになるなか、ニュースを見た人からは交通渋滞に対する懸念の声が多数あがった。

同施設の位置は、大阪北東部に位置する四條畷市・寝屋川市方面から大阪市内へのアクセスで利用される国道163号を北側に、大阪南北の堺市と池田市を繋ぐ大阪府道2号大阪中央環状線を西側に面したエリア。普段から交通量の多い2車線との狭間とあって、「渋滞だけが心配」「ここオープンすると、近くの道路は混みそう」「また混むとなると嫌になる」と、不安の声があがり、なかには「門真市に停車する京阪電車の本数が少なすぎるのが問題」との指摘も。

運営する「三井不動産」も同じく懸念を抱いており、その対応策として、「府道大阪中央環状線に面する『門真税務署前』の丁字路を開業に合わせて十字路化、新設交差点を作ることで、アクセスの向上を図る」とコメント。さらに「チケットレス駐車場を採用し、入出庫の待ち時間を削減し、開業時には、臨時の駐車場を設け、周辺道路の渋滞を緩和させる」という。

また、公共交通機関も連携しており、京阪バスは新たなバス路線を新設予定。施設内の停留所の設置に向けて、認可申請を進めているという。また、2029年には大阪モノレール線の延伸事業に伴い、同施設2階に直結する新駅の開業も予定されている。

オープン当初の最寄りとなる京阪電車・門真市駅からも徒歩圏内(約8分)であり、渋滞緩和には電車アクセスの認知拡大も肝となりそうだ。オープン日は4月17日、今夏には同施設の横にアメリカ発の会員制スーパー「コストコホールセール」もオープンを控えている。

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