アートで魅せる異色の「恐竜展覧会」、兵庫県立美術館で
2023.1.28 08:30

小田隆《篠山層群産動植物の生体・環境復元画》2014年、丹波市立丹波竜化石工房
(写真5枚)
古今東西の恐竜にまつわる絵画を集めた特別展『恐竜図鑑-失われた世界の想像/創造』が、「兵庫県立美術館」(神戸市中央区)にて、3月4日から開催される。
人類が誕生するよりもはるか前、中生代(約2億5000万年前~6600万年前)の地球を支配していた恐竜たち。今では漫画や映画などのエンタテインメントで人々を魅了する存在だが、昔から現在のような姿で認知されていたわけではない。恐竜という存在が発見されてから200年の間、それらはさまざまな形で想像され、形作られてきたのだ。
今回の特別展は4章からなり、第1章「恐竜誕生―黎明期の奇妙な怪物たち」では19世紀、つまり恐竜アート初期の作品が見られる。化石をもとにして、限られた情報のなかで当時の画家が想像力を働かせたことが分かるコーナーとなっている。
続く第2章以降はチャールズ・R・ナイトやズデニェク・ブリアンといったパレオアート(古生物美術)の巨匠を紹介する「古典的恐竜像の確立と大衆化」、日本での恐竜アートの歴史を振りかえる「日本の恐竜受容史」、関西在住のアーティスト・小田隆をはじめとする現代の恐竜画が集結する「科学的知見によるイメージの再構築」という、恐竜アートの歴史が分かる構成となっている。
初期の恐竜アートでは、魚食のイクチオサウルスが巨大な首長竜を食べているなど、現代からすると奇妙に映る描写も多い。一方で同展のポスターには、「イケてた頃の俺。」というキャッチコピーとともに、堂々と二足歩行をするイグアノドンが描かれている。そんな現代と過去の恐竜の姿とのギャップも見どころだ。
期間は5月14日まで。発売中のチケットは一般2000円ほか。
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