日本初公開作も! まだの人は必見、新年おすすめアート展・京都編

2023.1.2 10:00

代表作「キャンベル・スープ」作品が並ぶ様は圧巻

(写真4枚)

京都で一番大きな「平安神宮」の鳥居を挟んで並ぶ2つの美術館や、JR京都駅直結のアートギャラリーなど、観光と合わせて楽しめる京都のアートシーン。日本で唯一の開催となる海外アーティスト展など、今行くべき展示も盛りだくさん。ゆったりと過ごせる年始、ぶらりと美術館に立ち寄ってみるのはいかが?

■【京都市京セラ美術館】
 日本で唯一京都での開催! アンディ・ウォーホルのポップな世界

シルヴェスター・スタローン、ザ・ビートルズ、坂本龍一など著名人のカラフルなポートレートが並ぶ

日本初の20世紀のポップ・アートを代表する鬼才・アンディ・ウォーホル。同展は米・ピッツバーグにある「アンディ・ウォーホル美術館」所蔵の約200点で構成される日本初の展覧会で、全国で開催は京都のみ。展示物には京都にゆかりのある「清水寺」のスケッチや当時の地図、写真などもあり、日本の伝統文化に魅了されたウォーホルのプライベートな面も垣間見れる。なかでもマリリン・モンローを描いた『三つのマリリン』は日本初公開、まだ訪れていない人はこの貴重な機会を逃さずに。

(C)The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / Artists Rights Society (ARS), New York

住所:京都市左京区岡崎円勝寺町124/料金:一般2000円(※土日祝は2200円)ほか/期間:2月12日まで

■【京都国立近代美術館】
 ドイツの美術館から多様な美術が集結、貴重なピカソ作品も

パブロ・ピカソの作品(左より)『アーティチョークを持つ女』『眠る女』

20世紀美術に特化するドイツ・ケルンの「ルートヴィヒ美術館」から、スペインの巨匠パブロ・ピカソ、イタリア出身の画家・モディリアーニ作品をはじめ、写真や彫刻など、多彩なコレクション約150点が京都へ。同展では、7章にわたって約100年の美術史をたどる。注目すべきは「ルートヴィヒ美術館」が誇るヨーロッパ屈指の写真コレクション。約7万点の所蔵品から選ばれた白黒プリントが各章に展示され、当時の人々の暮らし・文化が垣間見える内容は必見です。

住所:京都市左京区岡崎円勝寺町/料金:一般2000円ほか/期間:1月22日まで

■【美術館「えき」KYOTO】
 残される記憶。京都在住の写真家が写す舞妓の世界

市電と舞妓 昭和53(1978)年(C)Hiroshi Mizobuchi

香川県出身で京都在住の写真家・溝緑ひろしの写真展。大学卒業後に移り住んだ京都で、成り手が減っていた舞妓に心奪われた彼は、1970年から京都の花街を撮影し続けた。同展では「昭和の祇園」(祇園甲部)の作品を中心に、今日までの町の風景や芸舞妓の姿など約150点の作品が集結。モノクロとカラー織り交ぜ、6章にかけて溝緑の活動50年を振りかえる。

住所:京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹7階隣接/料金:一般900円ほか/期間:1月29日まで

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