よしもと漫才劇場8周年、中田カウス「ネタ作りが進化している」

2022.12.1 16:00

「よしもと漫才劇場」で挨拶をする中田カウス (1日、大阪市内)

(写真2枚)

若手芸人たちが切磋琢磨する劇場「よしもと漫才劇場」(大阪市中央区)が12月1日で8周年、「森ノ宮よしもと漫才劇場」(大阪市中央区)も2周年を迎えた。それを記念して同日、劇場メンバーらが出席する会見がおこなわれた。

2014年に若手芸人の育成や人気芸人の発掘というコンセプトのもと設立された「よしもと漫才劇場」(通称:マンゲキ)。ミルクボーイやビスケットブラザーズなど、賞レースの王者や漫才グランプリ『Mー1』で活躍する多くの芸人を輩出してきた。

上方漫才協会で文芸部部長をつとめる大池晶氏は、会見の前日におこなわれた『Mー1』準決勝に言及。「審査員として参加しましたが、28組ともネタの斬新さやアイデアは当然のようにクリアしているんです。それが当たり前になってくると、次は再び技術や話術が見られる時代になるんじゃないかなと」と分析。

会見終盤には質疑応答コーナーもあり、若手芸人らと上方漫才協会の会長・中田カウスが登壇。カウスは大池の話に触れ、「最近はネタの作り方が非常に進化していますね。SNSやネットの力もあるんでしょうが、情報の取り方やお客さんへの伝え方がうまくなっていると感じます。だから『これからは技術が必要とされる』というのは実際その通りではないかと思います」とコメント。

さらに「過去には『これは漫才か?』という論争も起こりましたが・・・すべてが漫才です。それについていけない、ベテラン世代の方が勉強しないといけないと私は考えます」と力強く語った。

取材・文・写真/つちだ四郎

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