寺島しのぶ、豊川悦司との共演は「任せていればなんとかなる」

映画『あちらにいる鬼』の舞台挨拶に登壇した女優・寺島しのぶ(11月4日・大阪市内)
作家・井上荒野の小説を映画化した『あちらにいる鬼』の舞台挨拶が11月4日、大阪市内でおこなわれ、出演する寺島しのぶと豊川悦司、そして寂聴の秘書として知られる瀬尾まなほさんが登壇した。
同映画は、2021年にその波乱の生涯の幕を閉じた、作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんと不倫関係にあった作家・井上光晴さん、そして、井上の妻という男女3人の特別な関係をモデルに、井上夫妻の長女である作家・井上荒野が綴った物語だ。
寂聴さんをモデルにした長内みはる/寂光役のオファーを受けた際について、「元々、井上荒野さんの作品が好き。廣木隆一監督と豊川さんは本当に共演するのが久しぶりだったので、ぜひやらせていただきたいと。本(脚本)とキャストで決めました」と振りかえった寺島。
撮影について寺島は、白木篤郎役の豊川とのやり取りを「私たちあんまりしゃべらないので(笑)。ただ久しぶりにメールを交わして、1シーン、1シーン、丁寧にやりましょう、という話をしたくらい」と明かし、「たくさんの豊川さんのファンを前にして言うことではないかもしれませんが、豊川さんに身を任せていればなんとかなる、という感じです」と笑った寺島。
それに対して豊川は、「僕の方が任せてたと思うんですけど(笑)。でも、寺島さんは僕にとって特別な存在で、役やセリフをこえて、向こう側にある感触に手が届く感じがする」と、独特の言葉で2人の関係性を表現した。
寺島はイベントの最後、「みはると篤郎、笙子の人間関係は誰にも真似できないし、他人がとやかく言うことでもない。3人の鬼ごっこで、鬼ごっこのルールを守っている人たちの話。見ていただいた方に理解していただけるかは分かりませんが、出会う人との縁(えにし)というものは本当に愛おしくて切なくて尊いものだな、と思いました」とコメント。同映画は11月11日から公開される。
取材・写真/上地智
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