「猫おるんやけど!?」意外すぎる「売り子」に通行人びっくり

2022.10.8 06:00

アルバイト猫「ミクちゃん」と、やさしく見守る店主・源田晃一さん(6日・大阪市内)

(写真6枚)

いるだけで客を癒やす看板猫やマスコットキャラクターではなく、れっきとした「従業員」として働く猫が大阪に出現。その姿で通行人を驚かせている。

大阪メトロ「西梅田駅」の改札前という人が行き交う催事スペースで出店中のプリン専門店。「えぇ!?」「猫おるんやけど!!」と驚く声や撮影者が集まるその視線の先にあったのは、動く「巨大猫」の姿!なんともかわいらしい猫声(?)を発し「スプーンいりますか?」などと普通に接客をしているではないか。

レジ打ちもなんのその!

しばらく観察してみると、接客からレジ打ちまでスムーズにこなしている。気になるのは若干の恐怖すら感じるリアルなビジュアル。さっそくこのショップ「坂の上の猫」(愛媛県松山市)の店主・源田晃一さんを直撃した。

「味には自信がある。でも世の中にある大量のプリンのなかでどうしたらいいか」と悩んだ源田さんは、愛猫をモデルにしたアルバイト猫「ミクちゃん」を採用。催事出店が話題を呼び、ルールが厳しい百貨店で世界初の「レジ打ちできる従業員猫」として入店できたことをきっかけに、全国から依頼が殺到しているという。

カメラを向けるとノリノリでポーズを決めてくれるミクちゃん

気まぐれなので正社員にはならないというミクちゃん。アルバイトの感想を聞いてみると、「えっと、おきゃくさまはすごくやさしいひとがおおくって、とってもたのしいです♪ かわいいっていわれるときや、こわいっていわれたりもします。そのときはちょっとさみしいです・・・。たいへんなときもあるけど、たのしいときのほうがおおいです☆」と教えてくれた。

ピアノが得意で最近はゴルフも始めたというミクちゃんは、YouTubeやTikTokでも精力的に活躍中だ。

「アイドル的存在ながら普通に喋るし仕事ができるので、親近感が沸いてファンになってくれてますね。多くの方はかわいいと言ってくれますが、1週間に1回ギャン泣きするお子さんはいらっしゃいます(笑)」と源田さん。自身がおこなう保護猫活動が広がるきっかけになればと、積極的に全国を飛び回っているそうだ。

「プレーン」に付属するカラメルソース、魚の容器なのがまた良い・・・!

そんなミクちゃんが販売するのは、日本料理人の店主が「スイーツというより料理感覚で作っている」という、あっさりした甘さとなめらかさが特徴のプリン。プレーンやチーズといった人気フレーバーや、ルイボスティー、桑の葉、酒粕などの変わり種もスタンバイ(486円〜)。添加物不使用でカロリーも控えめなうえ、容器もキュートなので子どもから大人まで楽しめる。

大阪メトロ「西梅田駅」北改札横の出店期間は2022年10月10日まで、営業時間は朝11時〜夜9時。現在、常設店はなく催事とネット販売が中心で、出店情報は公式サイトやSNSでお知らせ。

(9日19:30更新)9日の夕方に全商品が完売。10日はプリンの販売はないが、店頭にてミクちゃんと撮影やお喋りはできるとのこと。

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