古田新太×天海祐希の「薔薇サム」を映画館で、おさらい上映決定

2022.9.29 20:15

大阪では10月5日より開幕する『薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還-』の舞台写真

(写真4枚)

天海祐希と古田新太がダブル主演を務めた舞台『薔薇とサムライ〜GoemonRock OverDrive』の12年ぶりとなる続編で、10月5日から大阪公演が開幕する、劇団☆新感線の最新作『薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還-』。この公演に先駆けて、2011年の前作『薔薇とサムライ』舞台映像が、関西3カ所の映画館で上映される。

■ 痛快な闘いっぷりにハマる「薔薇サム」

古田演じる大泥棒・石川五右衛門が、国内外の悪党に立ち向かう痛快娯楽時代劇「五右衛門ロック」シリーズの、第2弾として上演された本作。16世紀末頃のヨーロッパを舞台に、ひょんなことから小国の女王となった女海賊・アンヌ(天海)と五右衛門が、国の乗っ取りをはかる貴族たちと対決する物語だ。

だましと裏切りの連続で最後まで目が離せない展開と、天海の気っ風の良さと多彩なコスプレを存分に楽しめるため、新感線の歴代の作品のなかでも人気が高い本作。超絶陽気な王子・シャルルを演じた浦井健治、『アナと雪の女王』でブレイクする前のキュートな神田沙也加、爆笑必至な飛び道具ぶりを見せる橋本じゅんなど、ほかの俳優たちも見ごたえ抜群だ。

11年前に上演された『薔薇とサムライ〜GoemonRock OverDrive』(提供:ゲキ×シネ)

■ 10月の大阪公演を前に、おさらい

今回は、演劇作品を映画館で鑑賞するための特別映像「ゲキ×シネ」での上映。10数台分のカメラワークを駆使して、劇場で生で観るのとは、また違った迫力で「演劇」を楽しめるシステムだ。さらに9月30日~10月6日の「塚口サンサン劇場」(兵庫県尼崎市)では、同館自慢の特別音響上映となる。

『薔薇とサムライ2』は、それ自体が独立して楽しめる作品だが、やはり五右衛門とアンヌを含めて、引き続き登場するキャラクターもいるので、予習をしておくと舞台の楽しみがさらにふくらむはず。特に『2』で初参加の神尾楓珠が演じる王子ラウルは、シャルルの弟という設定なので、シャルルのキャラを知っておくと、より味わいが増すだろう。

『薔薇とサムライ〜GoemonRock OverDrive』(提供:ゲキ×シネ)

関西ではほかにも「梅田ブルク7」(大阪市北区)、「T・ジョイ京都」(京都市南区)にて、10月中に週1回上映。また、松雪泰子や森山未來などが出演した『五右衛門ロック』(第1作目)と、三浦春馬や蒼井優などが出演した『ZIPANG PUNK~五右衛門ロック3』も、同時期に上映される。それぞれの詳しい上映スケジュールは「ゲキ×シネ」公式サイトで確認を。

『薔薇とサムライ2―海賊女王の帰還―』は石田ニコル、高田聖子、早乙女友貴、生瀬勝久なども出演。大阪公演は10月5日~20日に「フェスティバルホール」(大阪市北区)にて(前売完売)。

文/吉永美和子

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