国内初、有人での空飛ぶクルマ実証実験を23年初頭に大阪で

定例会見のフリップより、「空飛ぶクルマ都市型ビジネス創造と氏推進事業補助金 採択結果」(9月7日・大阪府庁)
大阪府が『2025 大阪・関西万博』で実現を目指している「空飛ぶクルマ」。その全国初となる人を乗せた実証実験が、2023年2月頃におこなわれることが9月8日の定例会見で発表された。
府は、「空飛ぶクルマ」を実現するために制定した補助金制度を、ヘリコプターメーカーの「エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン」や空飛ぶクルマやドローンの開発をおこなう「スカイドライブ」、エアタクシーを設計するドイツの「ボロコプター」などによる8件の事業に交付。
同事業にはこれら機体メーカーだけではなく、運航事業者や商社など業種の垣根を超えた全34社が参加し、連携しながら進めていくという。
今年度に取り組むのは、最適な飛行経路を検討するヘリコプターを使った検証飛行や、大阪市内のビル屋上へ離着陸する際の課題と解決策の整理など。
なかでも、実際にリフトエアクラフト社製の1人乗り空飛ぶクルマ・HEXAによる有人での実証飛行は全国初。吉村洋文知事は、「大阪城公園の野球場グランドで実施する。専用のパイロットが来日し、ぐるぐる回るのは難しいが上がって下がるなどを継続して何回かやる」と説明。
続けて、「今回の実証実験で使われるのは、シンガポールですでに飛んでいる機体。日本の場合、新規の事業はさまざまに規制があって取り組みにくいが、万博は新たなことにチャレンジする実験場。万博で商業運用する意味においては、世界のスピードに離されていない。世界目線で空飛ぶクルマをやりたい」と思いを語った。
補助金制度に採用された各事業は、まず万博で商業利用をスタート。万博終了後は関西エリアでの離着陸場を複数設置し、オンデマンド運航、商業化などの実現に向け、事業に取り組むという。
取材・文・写真/岡田由佳子
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