大阪・堺「チンチン電車」の塗り直し、ハニワ部長が呼びかけ

寄付を呼びかけ、車両前で一礼をするハニワ部長(9月1日・我孫子道車庫)
「チンチン電車」の愛称で知られる路面電車を運行する「阪堺電気軌道」(大阪市住吉区)。「阪堺電気軌道1001形電車(通称:堺トラム)」を導入し今年で約10年を迎えることから、車両の塗り直しをおこなうと発表した。
9月1日におこなわれた説明会には、堺市のイメージキャラクター・ハニワ部長が登場。会場である「我孫子道車庫」に集まった報道関係者に向け、「堺トラム」の塗装プロジェクトについて説明をおこなった。
大阪唯一の路面電車として知られ122年もの歴史を持つ阪堺電車だが、自動車等の普及により利用者が減少。阪堺線存続のため、堺市は2010年より10年間、「阪堺線支援策」を実施していた。その一環で、一般からの寄付を募って2013年に導入されたのが新車両「茶ちゃ」だ。

ホームと車両の段差がほとんど無い「低床式車両」を同社で初めて導入した「茶ちゃ」は、堺の伝統品である「堺刃物」や「堺更紗」を取り入れた和テイストなデザインも相まり、市民や鉄道マニアから高い人気を誇る。
そんな「茶ちゃ」の車両が、経年劣化で塗料の剥がれ・割れが見受けられることから、堺市は塗装費用を寄付で募ることに。寄付は「ふるさと納税型クラウドファンディング方式」を通して9月5日から募集され、返礼品には茶ちゃの撮影会ツアーなどが用意されている(ふるさと納税のシステム上、堺市民への返礼品は無し)。
一連の説明をおこなったハニワ部長は、最後に「チンチン電車は国内のみならず海外にも多くのファンがいるとうかがっています。122年にわたって親しまれてきたこの電車を、堺の資源としてどんどんアピールしていければ。なかでも『茶ちゃ』は堺の魅力がつまった車両なので、市内を走るだけで堺の宣伝になるのではと考えています」と寄付を呼び掛けた。
取材・文・写真/つちだ四郎
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