小泉徳宏監督、ロケ地で舞台挨拶「滋賀の魅力に僕は気づいた」

2022.8.27 06:00

映画『線は、僕を描く』のロケ地・滋賀で舞台挨拶をおこなった小泉徳宏監督（中央）、左は滋賀県の三日月大造知事、右は滋賀・多賀町のキャラクター・たがゆいちゃん（8月26日・大津市内）

(写真3枚)

広瀬すず主演の『ちはやふる』シリーズを手がけた小泉徳宏監督が、滋賀をロケ地に撮影した最新作『線は、僕を描く』。その舞台挨拶イベントが滋賀県内の映画館で８月２６日に実施され、小泉監督と滋賀県・三日月大造知事が登壇。トークショーをおこなった。

冒頭、小泉監督が「滋賀で４作連続映画を撮ることができ、みなさんにも大変お世話になりました。今回も良い感じにできたと思います」と挨拶すると、三日月知事も「青春映画の第一人者である小泉監督がまた滋賀で撮影いただいたということをとても光栄にうれしく思います」と感謝を述べた。

同映画は、「水墨画」と運命の出会いを果たした大学生・青山霜介が、水墨画の巨匠・篠田湖山のもとで学びながら、その世界に魅了されていく物語。主人公・霜介を演じるのは、多くの映画監督が賛辞を惜しまない俳優・横浜流星。そして、霜介の美しきライバル・篠田千瑛役には若手実力派・清原果耶。この映画のために、小泉監督をはじめとする『ちはやふる』製作チームが再び集結した。

滋賀をロケ地として選んだ理由については、小泉監督は「撮影を迎え入れてくれる体制が本当に整っていて、撮影がしやすかった思い出があったから。また、いろんな風景があり、『日本のどこにでもなれる』場所でもある。みなさんもまだ気がついていない滋賀の魅力に僕は気がついたと思っています」とコメント。

これに対して三日月知事は、「これはうれしい！ロケーションオフィスがニーズに応えるべくサポート体制を整えていますので、これからも小泉監督をはじめ、みなさんの映画づくりを応援していけるようになりたい。今日も客席にそのスタッフたちが来ていて。うれしいね、よかったね！」と顔をほころばせた。

その後、映画のテーマ「水墨画」にちなんで、三日月知事が小泉監督に「琵琶湖の天然よし」を使った筆ペンを贈呈。さらには滋賀・多賀町のキャラクター・たがゆいちゃんも登場し、多賀大社のお守りとして知られる「お多賀杓子」をヒット祈願でプレゼントした。小泉監督は「みなさんの協力なくしては絶対に完成できなかった、これはみなさんの映画だと僕は思っています」と語り、イベントを締めくくった。同映画は１０月２１日に公開される。

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