「太陽の塔だけじゃない」万博公園で3年ぶりの夏イベント

『イルミナイト万博2022 SUMMER』で初披露される「はす池」のイルミネーション(10日・大阪府吹田市)
「万博記念公園」(大阪府吹田市)で人気の夏イベント『イルミナイト万博』が8月11日からスタート。コロナ禍による中止から、3年ぶりの開催となる。
「みんなのSDGs、みんなで輝く未来をつくろう!」というコンセプトで実施される今回、太陽の塔が SDGs のカラー17色に彩られるほか、同公園内にある「自然文化園」の植物が煌びやかにライトアップされる。
なかでも注目は、自然文化園有料エリアの「日本庭園」で初めておこなわれる「はす池」のイルミネーション。はすの花は午前中に咲くため午後には閉じるが、夜空のもと池一面に広がる巨大なはすは圧巻で、ライティングのなかピンク色の大きな蕾を見つけるのも楽しい。数分おきには光と音のショーがおこなわれ、幻想的で躍動感ある空間に包まれる。
同園では、高齢者に人気の日本庭園を若い人にも広げたいとの思いから、2019年より季節ごとにイベントを開催。秋にはもみじのライトアップが好評で、若いファミリー層が増えてきているという。「おとなしめですが風情があって魅力的。太陽の塔だけじゃなく、万博記念公園にはこんな素敵なところもあるんだぞと伝えていきたい」と広報担当者は話す。通常営業は夕方5時までのため、昼間と雰囲気がガラリと変わる「夜の万博記念公園」を楽しめるのはこのイベント期間だけだ。
また、日本庭園前の「平和のバラ園」では、10店舗の屋台が並ぶ『アジアン屋台with万博ビアガーデン』を開催中。ライトアップされた植物や太陽の塔を横目に、開放的な空間でアジアグルメを楽しめる。
開催期間は8月11日~21日(17日は休園)の10日間、営業時間は夕方5時~夜9時(日本庭園エリアは夕方6時~)。日本庭園イルミネーションエリアへの入場料は高校生以上800円、小中学生400円(前売り割引券あり、別途「自然文化園」入園料が必要)。
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