宮沢和史が明かす、THE BOOMの軌跡と自身のロック感

「刃物のように鋭くて、でも笑顔が似合うっていうのがいい。そういうミュージシャンでありたいですね」と宮沢和史
沖縄を歌った『島唄』やサンバのリズムの『風になりたい』などのヒットソングで知られるロックバンド・THE BOOM。2014年に解散するも今なお愛される彼らの楽曲について、同バンドでボーカリストを務め、現在はソロで活動する宮沢和史に話を訊いた。
取材・文/岡村詩野
■「バンドの方向性が変わるのがロック」(宮沢和史)
──2022年で発表から30年となった『島唄』はもともとTHE BOOMのアルバム『思春期』(1992年1月)に収録されています。『思春期』はオリジナルとしては前作『JAPANESKA』(1990年9月)からの流れを受け、さらに沖縄音楽の要素を取り入れた作品という見え方でしたが、当時、バンドはそうした方向性をどのように昇華しようとしていたのでしょうか?
いや、本当、THE BOOMって話し合いのないバンドでして、ミーティングもないんですよ(笑)。「俺の言うことに従え」と言ったことはないんですけど、こういうことやるよっていうのをメンバーに伝えると、みんな初めて聴くような音楽なんで、家に持ち帰って短時間に勉強してきてきてくれました。たぶん、どうしようこれ、どうやってやろう? みたいに思ったんじゃないですかね(笑)。

──順調に見えたTHE BOOMが、『思春期』発表の半年後に活動休止となりますが・・・。
その頃のTHE BOOMはライヴをどこでやってもお客さんがいっぱいになって、まあ、バブル景気もあったのかもしれないですけどCDも売れていて、活動としては特に大きな支障はなかったんです。でも、デビューから2年ぐらい走り続けて、僕自身はちょっと疲弊してきていて、悩み出したりもしていたんです。
それまでのTHE BOOMは僕の意見をメンバーに伝えていくことで進むというか、僕が引っ張ってきたバンドだったんですけど、引っ張れる自信もなくなっていた。なので、ここでちょっと1回やめさせてほしい、もしかしたらバンドもなくなるかもしれないけどって話をして。そのくらい疲弊してて・・・。
──実際は半年ほど、宮沢さんはソロ活動されますね
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
【大阪・関西万博2025】最新情報まとめ!地元編集部が取材してわかった、人気グルメから穴場スポットまで
NEW 32分前 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
NEW 2025.9.17 10:00 -
京都アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
NEW 2025.9.17 10:00 -
大阪アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
NEW 2025.9.16 14:00 -
大阪・関西ランチビュッフェ2025年版、ホテルの食べ放題を満喫
NEW 2025.9.16 12:00 -
現地取材で発見!知らなかった宇治の魅力【2025年最新版】
2025.9.14 08:30 -
「何度も見たくなる」ファン続出、宇治×京アニ秘話[PR]
2025.9.12 17:00 -
万博・ポーランド館で人気、現地さながらの体験とは?[PR]
2025.9.12 13:30 -
万博で日本一やかましい祭!?三重の魅力を1日で堪能[PR]
2025.9.12 07:00 -
カード利用で街がもっと便利に。アメックスで繋がる輪[PR]
2025.9.8 07:00 -
グラングリーン大阪で食べる、買う、楽しむ! 14選[PR]
2025.8.29 10:00 -
神戸アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.29 10:00 -
関西人なら違和感に気付く!? 8コの異変探し[PR]
2025.8.28 08:00 -
新しいものを全力で楽しむ!OMOろい旅 in 熊本[PR]
2025.8.25 09:00 -
大阪ビアガーデン2025年版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.22 12:00 -
京都・滋賀のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.23 13:00 -
奈良のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.15 15:00 -
関西のおすすめ音楽フェス・2025年最新版
2025.7.9 09:00 -
【カメリア・マキの魔女占い】2025年下半期の運勢は?
2025.7.1 00:00 -
神戸のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.6.30 11:00 -
京都・貴船&高雄のおすすめ川床、ランチからカフェまで【2025年】
2025.6.19 12:00