浅履きが脱げて団子状態、夏の蒸れ…靴下の悩み、プロに訊いた

2022.6.21 07:15

浅履きの靴下(カバーソックス)が脱げてしまう…そんな悩みを相談!

(写真3枚)

先日「浅履きの靴下(カバーソックス)は、踵(かかと)から履くと脱げにくい」というライフハックがSNSで話題に。「そういう発想がなかった」「靴のなかで団子状態になるの嫌だったからうれしい」「目から鱗」「これ知ってからほんとに脱げなくなったよ〜」との声があがり、多くの人が靴下で悩んでいることが浮き彫りとなった。

せっかくなので、さまざまな靴下についての悩みを、靴下ブランド『チュチュアンナ』(本社:大阪市中央区)の靴下事業部・新川裕さんに相談してみた。

■ サイズはもちろん、素材選びもポイント

──特に女性が多く利用しているパンプス用の靴下ですが、私も靴のなかで脱げるので困っていました。脱げにくくするコツを改めて教えてください。

SNSで話題となっていた履き方なども大切なのですが、ほかにもいくつかポイントがあるんです。まずは、足のサイズを確認しピッタリのサイズを着用すること。これは基本ですよね。

次に靴下の選び方も重要です。複数の布を縫い合わせた2枚剥ぎ以上の構造のもので、なおかつ伸縮性のある素材で作られているものを選ぶことがポイント。例えば綿よりもナイロンの方が伸縮性に長けており足にフィットして脱げにくいです。

──構造や素材でやっぱり違うんですね。

そして、最後に滑り止めをきちんと踵に当てて着用することで、靴のなかでも脱げにくくなります。ちなみに着用方法以外のポイントを全て抑えているのが、当社の「ストレス0靴下」という商品ですので、ぜひ試していただけるとうれしいです。

SNSで話題になった「ストレス0浅履きスニーカー」

■ これからの季節は要注意! 干し方で持ちが変わる

──そんな商品もあるんですね。ほかにも、スニーカーソックスを履くと、靴と靴下の段差(?)で靴擦れしてしまうのですが・・・。

そういうときには、靴下の丈を調整することをおすすめしています。実は当社にもお客さまから、「靴からはみ出ないように着用したいが、浅履き過ぎたり、丈が短すぎたりすると靴擦れになる」というお悩みが届いております。

そこで、スニーカー用の靴下にも3つの形状をご用意し、「素足風に履けること」「靴擦れを防止」の両方に出来る限り対応しています。お店でスタッフの相談していただければ、用途にあったものを案内いたしますよ。

──いろんな種類があるんですね。あとは履き口のゴムがすぐ伸びてしまうのもどうにかならないかなと。

意外と多い悩みのひとつですが、実は干し方がポイントです。靴下を干すときは、なるべく陰干しをおすすめしております。

というのも、紫外線が当たると繊維の劣化を早めて、ゴムが伸びやすくなります。またエアコンの風も繊維の劣化を早めるため、エアコンの風が直接あたる場所も避けることを推奨しています。

──エアコンの風が劣化を早めるなんて・・・知らなかった! ありがとうございます。では最後に、いよいよ暑くなってきて、靴下を履くと汗や蒸れが気になります。そんなときにおすすめの靴下があれば教えてください。

吸水速乾性に優れたCOOLMAXという素材を使用したメッシュ編みのソックスは、夏のコーディネートに取り入れやすいデザインです。汗をかいても素早く吸って乾かしてくれるので、暑い季節も快適に着用いただけます。

メッシュ素材の上、吸水速乾性に優れたCOOLMAXという素材も使用し、汗をかいても素早く吸って乾かしてくれる「COOLMAX無地メッシュソックス」(385円)

浅履きの靴下(カバーソックス)、実際に「かかとから履く」を試してみたところ、1度も脱げずに過ごすことができました(かかと部分が少し余る現象がなくなる)。ほぼ毎日使うものなのに、意外と知らないことが多い靴下。快適な足元のおしゃれを楽しむためにも、ぜひ参考にしてみては。

取材・文/野村真帆

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