アニメ好きに吉報!GWの今観れる「関西の美術展」3選

2022.5.3 09:15

『鈴木敏夫とジブリ展』より

(写真3枚)

長い休みのゆったりしたときにこそ行きたい「美術館」。2022年には「大阪中之島美術館」(大阪市北区)がオープンするなど、関西の美術シーンはますます盛り上がりを見せている。そんななか、ゴールデンウィークの後半にさしかかった今でも間に合う、大人も子どもも楽しめる人気アニメの美術展を3つご紹介。 

■人気アニメ関連の展覧会が立て続けに開催中

『鈴木敏夫とジブリ展』/京都・京都文化博物館(京都市中京区)

「スタジオジブリ」の名プロデューサー・鈴木敏夫に着目した展示会『鈴木敏夫とジブリ展』。鈴木氏は、雑誌『アニメージュ』(発行:徳間書店)の編集長としても活躍し、『耳をすませば』など数々の名作でプロデューサーを担い、現在は「スタジオジブリ」代表取締役プロデューサーを務めている。

同展では、そんな鈴木氏の生涯を全6章に分けて展示。少年時代や大学時代に読みふけっていた漫画・雑誌など8800冊をはじめ、『アニメージュ』ヒットの秘訣、「スタジオジブリ」の設立に関する秘話などがパネル展示などでそろい、最終章では鈴木氏を形成する書籍を並べた圧巻の『本の小道』も見ることも。

また、「スタジオジブリ」ファンにとってもうれしいダイナミックなフォトスポットも点在。鈴木氏直筆の「ジブリ名台詞」立体化や、ビッグスケールなトトロ、湯婆婆なども必見だ。

住所:京都文化博物館(京都市中京区三条高倉) 時間:10:00〜18:00※金曜は19:30まで、入館は各30分前) 料金:一般・大学生1600円ほか

『庵野秀明展』/大阪・あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区)

『庵野秀明展』より

『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズや『シン・ゴジラ』など数多くのヒット作品を生み出した庵野秀明氏の展覧会『庵野秀明展』。初日からたくさんの人が訪れた注目度が高い展示で、同展は時系列ではなくテーマごとに5つの章に分かれている。

まず第1章の庵野氏のルーツである特撮やアニメ、漫画にまつわる展示から始まり、続いて庵野氏が中高時代に取り組んだ油絵や同人誌、大学時代に撮影した映画・アニメの絵コンテや当時の撮影機材といった貴重な資料を展示。

そして庵野氏の媒体を問わない多彩な活動をテーマとし、社会現象を巻き起こし2021年には完結編が発表された『エヴァンゲリオン新劇場版』シリーズの設定資料やデザイン案、2016年に大ヒットした実写映画『シン・ゴジラ』のCGに使用するゴジラの雛型や模型など、ファンなら生で見ておきたい資料がずらりと並ぶ。開催は6月19日(日)まで。

住所:あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16F) 時間:火~金10:00~20:00、月・土・日・祝~18:00※5月9日(月)は休館 料金:一般1900円ほか 

『鋼の錬金術師展 RETURNS』/(大阪府・枚方市)

『鋼の錬金術師展 RETURNS』より

累計発行部数8000万部を記録、作者・荒川弘の大人気作品『鋼の錬金術師』。その生誕20周年を記念した同展では、2019年まで全国巡回していた原画展に、新エリアと展示品145点を追加しパワーアップ。描きおろしイラスト含む合計300点以上の生原稿やカラーイラストが一挙に展示され、前回参加した人でも新たな要素を楽しめる仕様に。

新映像エリア「戦いの軌跡」では、エド、アル、ロイ、リザの作中でおなじみの4人にフォーカス。4人の「戦い」を迫力ある大画面で映し出すエリアには、録りおろしボイスも流れるので必聴だ。音声ガイドは、「エド&アル」「ロイ&リザ」の2種類が選べ、息の合った掛け合いとともに原作を振りかえることができる。「エド&アル」バージョンは一部ボイスを追加、「ロイ&リザ」バージョンはこちらも完全録り下ろし。開催は6月26日(日)まで。

住所:ひらかたパーク(大阪府枚方市枚方公園町1−1) 時間:10:00〜17:00※最終入場は16:30まで 料金:一般・大学生2000円ほか 

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