通天閣の60m滑り台をレポート、拡散の秘策はムービー撮影

階段を上って寝そべり、足を滑り袋のポケットに入れて身体をまっすぐにして、少し首を挙げて準備完了(4月25日・通天閣)
大阪を代表する観光スポット「通天閣」(大阪市浪速区)に全長60メートルの滑り台「TOWER SLIDER タワースライダー」が5月9日に誕生。先だっておこなわれた体験会に参加したので、滑り心地をレポートします。
〜「生きて帰れるの?」味わったことのない感覚〜
「通天閣」の真横に、蛇がとぐろを巻くように設置された大きなスライダー。楽しみにして訪れたものの、高さ22m・全長60mからの急落下に「これを滑るのか・・・」と、ちょっと気持ちがひるんでしまうほど。
まずは、地下の専用ロッカーに手荷物を預けるところから始まり、安全のためカメラやスマホも置いていくことに。そしてエレベーターで上層階に向かい、専用の螺旋階段を上がっていくとスライダーの乗り場に到着する。
そこではヘルメットを着用して、スタッフの誘導に従って移動。スタート地点に寝そべり、専用の滑り袋のポケットに足を入れて、身体をまっすぐにして、少し首をあげて準備完了。設置されたカメラに「いってきまーす」と、手を振ってからスタートです。
いざ滑りだすと、急こう配の超高速で異空間。最初は外の風景が若干見えるも、後は近未来的な空間を移動しているような、風のないジェットコースターのような今まで味わったことのない感覚で、とにかく速い! シルバーメタルやピンク、イエローなどの光に包まれ約10秒、あっという間にゴールに到着する。
スタートしたと思ったら「ひゃーっ」となり、「いったい私の身に何が起こっているの!? 生きて帰れるの?」と一抹の不安もつかの間、出迎えてくれるスタッフさんや地上に無事戻ってこれた安堵感は格別だ。

〜体験動画を無料提供「世界中に発信して」〜
こちらのスライダーの特徴のひとつは、自身の体験動画を入手できること。スタートとゴールの瞬間を撮影したものを二次元バーコードで手に入れられ、SNSなどに配布ができるのだ。
動画を担当している東亜無線電機の徳重大貴さんは、「今回初めての試みで、画角(撮影する範囲)や観客席などを工夫して、友だちと動画を取れるように調整中です。インバウンドを狙って作ったので、世界中の方にSNSでどんどん発信してほしいです」と話した。
体験料は、通天閣の入場料(高校生以上900円ほか)とは別で、1回1000円。通天閣の営業時間は、朝10時から夜7時半まで(時勢により変更あり)。
取材・文・写真/岡田由佳子
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