こんなにおしゃれに…大阪名物が「シュッとした」コースに

2022.4.23 13:30

大阪名物「箱寿司」をイメージしたサラダ

(写真6枚)

宿泊施設「OMO7大阪 by星野リゾート」(大阪市浪速区)が4月22日に開業。レストランのディナーには、大阪の郷土料理をおしゃれにアップデートさせたコース料理が提供される。

さまざまな宿泊施設を手がけている星野リゾートの都市型観光向けの「OMO」ブランド。同ブランドのなかでも、フルサービス(宿泊・カフェ・レストラン・バンケット・ビュッフェ朝食・ローカルガイドアクティビティ・ご近所MAP&OMOベース)がおこなわれる「OMO7」にあたる同施設では、関西初のディナーコースが提供される。

2種類あるコースは、大阪名物を現代的&おしゃれにしたアレンジが特徴。大阪風に言うなれば「シュッとした」仕様に様変わりしている。なかでも注目は、大阪の昔ながらの郷土料理をフランス料理の技法を使って調理した華やかな「なにわ ネオ クラシック」(全8品)コースだ。

前菜に出てくるのは、大阪名物「箱寿司」をイメージしたサラダ。魚介や卵の下には、酢飯の代わりにアボカド・クスクス・ジャガイモなどを層にしたものが潜んでいる。

かやくごはんをイメージした「タコのアロス」

また、大阪弁で「割然」と呼ばれる刺し身には、てっさ(ふぐ)がスタンバイ。一般的には、いり酒・芽ネギ・紅葉おろしなどと食べるてっさを、ネギの代わりにアイスクリーム・ビーツのピューレ・いり酒を泡に仕立てたものが薬味代わりに添えられ、新たな食感と味わいになっている。

そのほかにも、鰻の頭「半助」をコンソメで煮凝りにした一皿や、どて焼きをアレンジした「牛タンの煮込み」、かやくごはんをイメージした「タコのアロス」など、これまでにない新感覚の大阪料理を楽しむことができる。

コースの開発を担当した「星のや竹富島」総料理長・中洲達郎さんは、「大阪の食文化に敬意を払いつつ、そのイメージを覆す革新的な料理を考案しました。ぜひ楽しんでもらえたら」と話す。

大阪・新世界名物の串カツをイメージした「なにわ クシ クイジーン」(全8品)

そのほかに、大阪・新世界名物の串カツをイメージした「なにわ クシ クイジーン」(全8品)も。コース料理は一般利用も可能。利用する日の夕方4時までに要予約。料金は1万3000円(税・サ込み)。

取材・文・写真/野村真帆

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