天才ピアニスト、「上沼モノマネ」の裏に隠れた日々の努力

2022.4.27 06:15

お笑いコンビ・天才ピアニスト(左から竹内知咲、ますみ)

(写真4枚)

4月29日に開幕する『Warai Mirai Fes 2022』に出演する、お笑いコンビ・天才ピアニスト(竹内知咲、ますみ)。今回は同イベントの軸である「SDGs(持続可能な開発目標)」の目標のなかのひとつ「パートナーシップで目標を達成しよう」になぞって、コンビの関係性について話を訊いた。

取材・文/田辺ユウキ

「『楽しくない』くらいやらなきゃ売れない」と考えて(竹内)

──女芸人のナンバーワンを決める『THE W 2021』では準優勝の実績を持ち、今や実力派のおふたりですが、過去にNSC時代も含めると、竹内さんは4度、ますみさんは3度と、それぞれコンビ解散を経験されているんですよね。

ますみ:解散理由はそれぞれあるんですけど、私は笑いに対するコンビ間の温度差の違いが原因で。自分はネタ合わせがあればそれが最優先で、時間をかけてネタを詰めていきたいタイプだったんです。でも当時の相方は練習時間になっても同期の芸人とわいわいしてたり、ネタ合わせよりも遊び優先みたいな感じで。それがしんどくなって、解散したことがあります。

竹内:笑いに対する熱量の差が解散の原因になることって多いよね。私は自分の書いたネタじゃないと嫌だったんですけど、そのネタを当時の相方が飲み込めないことが多かったんです。きっとみんな楽しい感じでお笑いをしたいタイプだったのかなって。私は「楽しくないくらいやらなきゃ、売れない」と考えていたんですけど、そこが合わずに解散することがほとんどでした。

ますみ:今はそこの温度差がなく、7年続いています。

竹内:でも、仲が良すぎて言いたいことが言えないとかはイヤなので、そこはドライに事実を述べあっています。そこが言えなくなったら良くないですよね。

ますみ:あと竹内は、単独ライブ前とか劇場に遅くまで残ってネタを書いているんです。翌朝6時に集合だったとしても、前日の深夜3時くらいまでネタを考えていたり・・・。だから「ネタができた」と連絡がきたら、寝ていようがビールを飲んでいようが、「ありがとー!」って万歳している絵文字を必ず送るようにしています。

竹内:私はネタを書きたいし、そのためにお笑いの世界に入りました。私たちは元教師と看護師なので、本来であればその資格を生かして世のなかの役に立った方が良いはず。でもそうではなく、好きなことをやらせてもらっている。お笑いって誰かに頼まれてやるものじゃないですし、ネタもちゃんと書けないようじゃ終わりなんです。自分から始めたことなので、それがちゃんとできないのは嫌で・・・。

インタビュー中の2人

──お笑いに向き合う温度感がぴったり合っているんですね。現在は、毎日深夜0時にYouTubeでラジオ、ますみさんは自身のSNSで「看護師あるある」をこちらも毎日アップ、単独ライブも毎月、4月は2回も開催され…お2人は持続的な努力がすごいですよね。

竹内:こんなことを言うと嫌味っぽく聞こえるかもしれんけど、若手の子を見ていて「よくそんなに遊ぶ時間あるな」って思うんです。

ますみ:遊ぶことが決して悪いわけじゃないけど、でも「そんなにしょっちゅう、テーマパークに行けるもんなん? しかも年パスまで持ってるんや!」って(笑)。

竹内:テーマパークにめちゃくちゃ行く芸人ほど、賞レースで負けたら「来年こそは」って書いてる。若手芸人あるあるですね。でも「負けたら黙ってネタを書いとき」って感じです。ただ、遊びに行ってそこでネタが生まれることもありますし、逆に私らは仕事ばかりで視野が狭くなっている可能性もある。結局、ネタがおもろければ良いんですよね。

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