部族の次は「ドラァグクイーン」、ヨシダナギが映す「生き様」

大阪で撮影したという作品「VIVI(ヴィヴィ)」の前で話すヨシダナギ
世界の少数民族を撮り続ける写真家・ヨシダナギの個展『DRAG QUEEN −No Light,No Queen』が、4月13日より「阪急うめだ本店」(大阪市北区)でスタート。メディア内覧会に登場したヨシダが見どころを語った。
堂々とした佇まいの被写体と、鮮やかな色彩の作品が特徴のヨシダ。「シンプルにかっこいい、撮りたいと思ったから」と、新たな被写体として選んだのは、パリとニューヨークで撮影した「ドラァグクイーン」だ。
ヨシダは「ニューヨークのドラァグクイーンの人たちは、買ってきた服をリメイクして自己表現をしていました。攻殻機動隊をイメージしている人もいて、彼女たちのメイクアップにも注目していただければ」と話す。
そして、「パリではキャバレー文化が根付いていて、舞台風のメイクの方が多いようでした」といい、土地によって発見があったよう。さらに会場では、美しいボディラインを作るためにお尻に仕込んでいるスポンジの展示や、メイク中の映像が流されるなど、裏側も見ることができる。
さらに、同百貨店のオリジナル企画として、大阪のドラァグクイーンを撮影。兵庫の銭湯や大阪のeスポーツの部屋を舞台に、大阪ならではのポップさが現れている。作品横には、モデルの特徴や撮影時のエピソードなどが表記されており、「(ベビー・ヴァギーから)発泡酒のような薄い感想が返ってきた」など、ユーモア溢れるヨシダのコメントにも注目だ。

最後にヨシダは、「これまで撮ってきた少数民族やドラァグクイーンの方たちは共通点があると思っているので、そんな彼女たちの佇まいや生き様を想像しながら観ていただければ」と締めくくった。
初日に訪れた来場者は、「牛の血を飲んでいるテレビを観て、そのキャラから好きになりました。行動力があって、目の付け所がすごいなと思います」(大阪市内・20代女性)、「視点がまっすぐだなと思った。ガツっとくるというか、かっこいいですね」(大阪市・30代男性)と楽しんだよう。
また、過去2回の開催時も来場したという大阪市内・40代女性は、「今回初めてのモチーフで正直どうなんやろうと思ってたんですが、世界観というか根本は一緒でとても楽しめました。ナギさん独自のピュアな感じ、見方がおもしろいですね」と満足した様子。
入場料は一般800円(前売700円)、大学生・高校生600円(前売500円)、中学生以下無料。同百貨店9階「阪急うめだギャラリー」にて(最終日は夕方6時閉場)。14日にはトークショー&サイン会が実施される。
ヨシダナギ写真展『DRAG QUEEN -No Light, No Queen』
期間:2022年4月13日(水)〜25日(月)
時間:10:00〜20:00(最終日は夕方6時閉場)
会場:阪急うめだ本店 9階「阪急うめだギャラリー」(大阪市北区角田町8-7)
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