兵庫県・淡路島に３月、１日１組限定のスモールホテル「Ｎｏｏｋ Ｔｈｅ Ｐｅａｋ」が開業。目の前は見渡す限り海しか見えない、海を感じるための一棟貸しとなっている。⁡

ホテルが建つのは淡路島の最南端で、目の前には太平洋、背後に淡路島最高峰の諭鶴羽山地を背負う、秘境感ただようエリアだが、プライベートを重視して住所は非公開。

ここでは「海」を主役にすべく海側に全面の開口を設け、時計やテレビも置かず刻一刻と変わる美しい海と空、ゆったり漂う船を１日中眺めて過ごせる、「海しか見えない１日」を実現している。

「予約したゲストだけが知ることのできる特別感、ワクワク感を楽しんでもらいたい」と広報の大西さん。リビングの大きな窓を解放すると約１００平米の浮遊感漂うテラスが広がり、海鳥と同じ目線で海を眺め、まるで飛んでいるかのようなひとときを過ごせる。

手がけたのは、淡路島で貸別荘の運営する「Ｎｏｏｋ」（本社：兵庫県南あわじ市、代表：大西奈央）。これまでハンモックで海を眺めるシチュエーションや、プライベートビーチを持つ場所など、その名の通り「へんぴ（Ｎｏｏｋ）な場所」に貸別荘を展開してきた。

今回は初のホテル仕様とあって、淡路島の魅力である「食」にも注力。全国的に知られる鯛や鯵、鱧といった海の恵みをはじめ、鮮度抜群の地産地消の食材を厳選しており、大西さんは「貸別荘にはないサービス面と、記憶に残る最高の眺望を、特別な日に利用してほしい」と語った。

予約は公式サイトのみで、すでに７月までは満室。平日が狙い目だが、数分で完売してしまうとか。８月分の受付開始は現在未定で、インスタグラム公式アカウントにて告知される。

取材・文／みやけなお