ニューヨーク屋敷「今はサボったらあかん理由が多すぎる」

2022.3.12 20:15

左からニューヨークの嶋佐和也、屋敷裕政(12日・大阪市内)

(写真3枚)

人気お笑いコンビ・ニューヨークの嶋佐和也と屋敷裕政が3月12日、「よしもとアカデミー大阪校」による『5校合同 1DAYオープンスクール』で講師として登場。YouTubeの番組作りの極意をレクチャーした。

2021年4月に設立された「よしもとアカデミー」は、お笑い養成所「NSC」、スタッフ育成の「よしもとクリエイティブアカデミー(YCA)」、歌唱や演技などが学べる「よしもとパフォーミングアカデミー(YPA)」、デジタルスクール「よしもとデジタルエンタテインメントアカデミー(YDA)」、これら4校のカリキュラムを高校3年間で学ぶ「吉本興業高等学院」の5校からなるプロジェクト。

ニューヨークは今回、YDAのオープンスクールに登壇。登録者数26万6千人の人気チャンネルを運営していることについて、屋敷は「(YouTubeに動画を上げ始めたのは)僕らは結構早かったですね(2018年9月開設)。もともとラジオをやりたかったから、『じゃあYouTubeで生(配信)でやったらエエんちゃうかな』と思ったんです」と、その成り立ちを説明。

なかには約200万回再生のものなど、ヒット動画を多数発表しているが、一方で「『とんでもない企画を思いついた!』と思っても全然(再生回数が)伸びなかったり。それからは『芸人にしかできないもの』をやろうとなったんです。話術のある芸人が相席居酒屋へ行ったらどうなるかとか、喫煙所で芸人が会話をしてそこにいる人たちを笑わせられるかとか」と明かした屋敷。

現在では同チャンネルをチェックしている業界関係者も多く、「チャンネル内でラルクについて薄く語っていたら声がかかった」と、バラエティ番組『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「L'Arc-en-Ciel芸人」の回に出演したきっかけにもなったとのこと。

ファンから業界関係者まで幅広く企画動画が届いていることもあり、嶋佐は「劇場での単独ライブでは、お客さんが多く入っても400人、500人くらい。でもYouTubeだと何万再生にもなる」とその可能性の高さを口にした。

授業の最後に屋敷は、「俺らが芸人1年目のときは、ネタさえやれば良くて、あとはバイトをして生きていけば良かった。でも今はSNS、YouTubeもあって、サボったらあかん理由が多すぎる。可能性が多い分、自分がどんなやつになりたいか思い出せるようにしておかないと、どんどんブレてしまう」と語り、受講生をうなずかせた。

取材・文/田辺ユウキ

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