西川美和監督、俳優・役所広司の撮影秘話を披露

2022.3.7 07:15

監督賞を受賞した西川美和監督(6日・大阪市内)

(写真9枚)

映画ファンが集う映画祭『おおさかシネマフェスティバル2022』の授賞式が6日、大阪市内のホテルで開催され、映画『すばらしき世界』でメガホンを取った西川美和監督が監督賞を受賞した。

佐木隆三の小説『身分帳』を原案に描く人間ドラマで、実在した男をモデルに社会と人間の今をえぐる同作。役所広司はじめとした役者陣がストーリーに花を添える。

司会の浜村淳からどのような気持ちで臨んだかと聞かれ、「きっかけは佐木隆三さんの身分帳を読んで感銘を受け、みんなに教えてあげたいと思っていたがすでに絶版されていて、映画を作ればまた出版社が振り向いてくれるのではと思った」と答えた。また「小説が30年以上前なので現代とだいぶ違い、当時の空気を知る人に徹底的に取材を行った」という苦労話に、会場からは感嘆の声が漏れた。

西川監督は「当たり前だが、役者さんたちが本当に頑張ってくれた。役所広司さんは長崎出身で、福岡出身の役柄の方言の微妙な違いに注意して、言葉の言い回しなど完璧にこなしてくれた」と撮影秘話を話すと、浜村は「西川さんは広島県の出身で、いつもはもみじ饅頭を手土産でいただくんですが、今日はお持ちでないとのことなので受賞を取り消します」と、浜村節で切り返し笑いを誘った。

取材・文/川野学志

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