尾上菊之助、朝ドラのモモケン「大川橋蔵さんを思い浮かべて」

2022.2.28 08:45

銀幕の大スター・桃山剣之介役の尾上菊之助 (C)NHK

(写真2枚)

連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK朝ドラ)で、時代劇スター・桃山剣之介を演じる尾上菊之助が、朝ドラ出演への思いや自身の役柄について語った。

清新な演技と甘いルックスを兼ね備え、人気を不動のものとする銀幕の大スター(愛称・モモケン)を演じる菊之助。「私にとって銀幕のスターといえば大川橋蔵さんです。私が小さい頃に、よく大川橋蔵さんが家に来られていて、お年玉をいただいたりした記憶がほんの少し残ってい ます。だから、今回は橋蔵さんのことを思い浮かべて役作りをしました。演じる前には橋蔵さんのお墓参りに行き、ご報告もさせていただきました」と振りかえる。

今作には親子2代で登場し、親と子の2役を演じる菊之助。「親と子の2役を演じるということで、その差を出すにはどうしたらいいのか相談させていただきました。おそらく父親はスター然とした方だったのだろうと推察します。一般の方は近寄り難いというか、お手洗いに行くところや食べるところなどを見せず・・・『ひょっとしてトイレにいかないんじゃないか』と思わせるような」と分析する。

銀幕の大スター・桃山剣之介役の尾上菊之助 (C)NHK

「そして2代目になると『テレビの申し子』と言われています。映画からテレビの時代になって、ひなたやるいたちにも、親しみやすいスターとして存在したんじゃないかと思います。ひなたの弟の出産時にも居合わせて関わりますが、そういうやさしさが、ひなたたちがモモケンを好きになってくれた要因のひとつかなと思います。そしてやはりスターですから、丁寧だけれども凛としていて、そのなかにも毅然としたものがあったり、オーラみたいなものがあったり、そういう所作や姿勢、セリフからスターの雰囲気がにじみ出ているといいなと思いながら演じております」と、演じ分けについてコメントした。

視聴者に向け、「この物語全体を通して、家族を思う、偲ぶということを感じますが、ヒロインの方たちを通して、モモケンも自分個人だけではなく、家族や父のことを思いかえしていると思います。この親子のつながりというものを見ていただきたいです」と呼びかけた。

『カムカムエヴリバディ』の放送はNHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半から。第84回(3月1日放送)では、モモケンがひなたに自身の過去を語る。

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