カムカムエヴリバディ第17週振りかえり・1983ー1984

2022.2.25 08:15

帰りの商店街にて映画の感想を言い合うひなた(川栄李奈)と五十嵐(本郷奏多)(C)NHK

(写真5枚)

ラジオ英語講座を軸に3世代にわたる女性の人生を描く、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK朝ドラ)。2月26日は「1983ー1984」と題した第17週(2月21日〜25日放送)を振りかえる。

高校3年生の夏休み、慣れ親しんだ「条映太秦映画村」にアルバイトとして通うことになったヒロイン・ひなた(川栄李奈)。見学で訪れた時代劇『破天荒将軍』の撮影現場で、ひなたは憧れの女優・美咲すみれ(安達祐実)の演技に対する姿勢に感銘を受ける。

そんな折、すみれが演じるシーンで茶道の所作の間違いを指摘したひなた。良かれと思っての行動だったが、すみれを怒らせてしまう。見かねて割って入った五十嵐(本郷奏多)だったが、ひなたと言い争いになりさらなる騒動へと発展。撮影が中断する事態となる。

その後、ひなたは機嫌を損ねたすみれの元に謝罪へと向かう。しかし、ひなたと五十嵐の時代劇への愛情を目にしたすみれは、過去に出演していた『棗黍之丞』シリーズを思い出していた。ふたりのやり取りに心を動かされたすみれは、ひなたにサインを書いた台本を手渡し、気持ちも新たに仕事へと戻っていく。

すみれ(右、安達祐実)からある台本を渡されるひなた(川栄李奈)(C)NHK

一方、またも家業の回転焼き屋「大月」を訪れた五十嵐にも、ひなたはこれまでの言動を詫びる。すると五十嵐は、撮影で辛い思いをした日に、ひなたの母・るい(深津絵里)が焼いた回転焼きを食べて救われたことを明かす。「やめようかと思うとき、気合を入れたいと思うとき、ここの回転焼きが食べたくなる」と語るのだった。

ひと夏の経験を経て自分が進むべき道を決めたひなたは、高校卒業後に「条映太秦映画村」へと就職する。ひなたがスタッフとして忙しなく働く一方で、五十嵐は扮装案内のアルバイトをしながら、大部屋俳優・伴虚無蔵(松重豊)の元で稽古する日々を送っていた。

ある日、映画村で「モモケン」こと2代目桃山剣之介(尾上菊之助)を主役にしたCMを撮影する話が持ち上がる。CMの撮影現場ではモモケンの親友を名乗る謎の振付師(濱田岳)が撮影に対して文句を言い始め、ひなたらを驚かせる場面も。さらに、先代モモケンの遺作である『妖術七変化!隠れ里の決闘』の再映画化の決定も発表されるのだった。

五十嵐たちの頼みにある返答をする伴虚無蔵(松重豊)(C)NHK

そして、その敵役は年齢経歴不問のオーディションによって選出されることがわかり、五十嵐は審査を受けようと意気込んでいた。一方で、作品の配役に不満を持つすみれに蕎麦屋へ付き合わされたひなたは、同作をめぐってモモケン親子と伴虚無像に因縁があるのではという噂話を聞かされる。

ひなたはCM撮影で出会った振付師にその真相を聞こうとするが、リバイバル上映される『妖術七変化!隠れ里の決闘』のチケットを渡され話をはぐらかされてしまう。そのチケットを欲しがる五十嵐の熱意におされたひなたは、五十嵐と2人で映画を一緒に観に行くことになり・・・。

本作は、朝ドラ史上初となる3人のヒロインが昭和から令和にかけての100年が描かれる家族の物語。上白石萌音演じる初代ヒロイン・橘安子から、深津絵里演じる2代目ヒロイン・るい、そして川栄李奈演じる3代目ヒロイン・ひなたへと物語が紡がれていく。放送はNHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半から。土曜日はその週の放送を振りかえる。

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