ホラー映画の脱・恐怖バージョン、「感情バグる」と話題に

2022.2.11 18:15

映画『犬鳴村』恐怖回避ばーじょん 劇場版 好評配信中(c)2020 「犬鳴村」製作委員会

(写真4枚)

実在する心霊スポットを題材にした、清水祟監督によるホラー映画『犬鳴村』(2020年2月公開)。上映から2年が経った今、同映画がSNSで再度話題を呼んでいる。

注目の的となっているのは、『犬鳴村』・・・ではなく、『犬鳴村 恐怖回避ばーじょん』。なんと128分全編にわたってあらゆるホラー要素が隠されており、かわいい犬のイラストがでてきたり、キラキラ加工が施されたりとカオスすぎる作品だ。

「怖い」が魅力の映画から、恐怖を排除したワケとはなんなのか? 企画したプロデューサー・高橋大典氏に話を聞いた。

──元は期間限定のショート動画がきっかけと聞きました。なぜホラー映画なのに「恐怖を回避」することになったんでしょうか?

実は『犬鳴村』上映前にホラー映画に関する調査をしたんですが、「こわすぎるものは観たくない」という声が多くあったんです。そこで、映画公開前に冒頭8分の本編映像を解禁した際、同じく冒頭8分の『恐怖回避ばーじょん』動画を期間限定で一緒に公開しました。その後、たくさんの反響をいただいて全編の制作に至りました。

──怖いことだらけの映画から「恐怖要素」をかき消すのは相当な苦労だったのでは・・・?

「いらすとやさん」の絵を使ったり、あえてチープな映像になるように努力しました。ホラーは映像の力で魅せるシーンが多いので、逆にそれをうち消すように・・・気の抜けたイラストを使ったんです。『犬鳴村』だから「犬」を使ったり(笑)。

──ワンちゃんの登場により、教育番組さながらのかわいい映像になってましたね。特に苦労したシーンはありますか?

実を言うとすべての「恐怖」を消せたわけじゃないんですよ。ただ、小学生が笑えるようなおふざけ要素を入れたり、監督と相談しながら工夫はたくさんしましたね。

──公開から2年経った今、また話題になっているということについては?

「怖くて観られない」って人にも、「楽しい映画だよ」ということは伝えたくて・・・まず観てもらえるようにしたかったので。「笑いと恐怖は紙一重」ってよくいうじゃないですか。そういうところでいうと、SNSの「感情がバグる」「爆笑と恐怖で混乱する」といった声は狙い通りでした。

──2月18日には、清水監督の最新作『牛首村』の公開が控えていますが、こちらもいずれは『恐怖回避ばーじょん』を期待しても・・・?

みなさんのご要望があれば作りたいですね! ですが、まずは本編を観てもらえるとうれしいです。『犬鳴村』を上回る恐怖度合いとなってますので、よろしくお願いいたします!

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