カムカムエヴリバディ第14週振りかえり・1965ー1976

2022.2.4 08:15

おもちゃの刀を手に現れた大月ひなた(新津ちせ)(C)NHK

(写真5枚)

ラジオ英語講座を軸に3世代にわたる女性の人生を描く、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK朝ドラ)。2月5日は「1965ー1976」と題した第14週(1月31日〜2月4日放送)を振りかえる。

1965年(昭和40年)、京都で夫・錠一郎(オダギリジョー)との新しい生活を始めたるい(深津絵里)は元気な女の子を出産する。るいと錠一郎は、2人にとって特別な曲から娘に「ひなた」と名付ける。

時は流れ1975年(昭和50年)、ひなた(新津ちせ)は明るく時代劇が大好きな10歳の女の子へと成長する。小学校4年生の夏休みに入ったひなたは宿題には手をつけず、一子(市川実日子)の娘・一恵(清水美玲)と遊んでばかりいた。

案の定、夏休みの終わり間際まで宿題をため込んでしまい途方に暮れるひなた。それまで皆勤だったラジオ体操の最終日にも行くことができず、宿題を手伝おうとした錠一郎にも文句を言うひなたを、るいは厳しく叱る。

ひなたの部屋である話をする3人。左から、大月ひなた(新津ちせ)、野田一恵(清水美玲)、藤井小夜子(竹野谷咲)(C)NHK

落ち込むひなただったが、訪ねてきた同級生の小夜子(竹野谷咲)と親友の一恵がともに宿題を手伝ってくれることになる。他人を思いやることができ、そのやさしさから友だちに恵まれたひなたの姿に、錠一郎は「それがどれだけ幸せなことか僕らはよう知っている。ひなたにとって、それより大事な夏休みの宿題はないよ」と、るいに語りかけるのだった。

新学期が始まり、登校中のひなたはラジオであるビッグニュースを耳にする。映画会社「条映」が、ひなたの家からほど近い京都・太秦に「条映太秦映画村」というテーマパークをオープンさせたのだという。

ひなたは大好きな時代劇を撮影している現場を見られることに大喜びで、さっそく錠一郎と一緒に映画村へと出掛けていく。そこでひなたは、憧れの時代劇役者・モモケンこと二代目桃山剣之介(尾上菊之助)のサイン会が映画村で開かれることを知る。

帰宅したひなたは、るいにサイン会に行くためのお小遣いをねだるが叱られてしまう。河川敷でひとり意気消沈するひなたに、るいはきつく叱ってしまったことを詫びる。そして「ひなたにしっかりしてほしかったんや。もうすぐお姉ちゃんになるんやから」と、第2子を妊娠していることを明かすのだった。

サイン会にて対面する時代劇役者・二代目桃山剣之介(尾上菊之助)とひなた(新津ちせ)(C)NHK

姉になる喜びで意気込むひなたは、サイン会のために空き瓶を拾って酒屋さんに持っていくことでお金を貯める「空き瓶貯金」をはじめる。お年玉も合わせて、ついに目標の1500円を貯めたひなたはサイン会へ向かう。そこでひなたを待っていたのは、ある運命的な出会いで・・・。

本作は、朝ドラ史上初となる3人のヒロインが昭和から令和にかけての100年が描かれる家族の物語。上白石萌音演じる初代ヒロイン・橘安子から、深津絵里演じる2代目ヒロイン・るい、そして川栄李奈演じる3代目ヒロイン・ひなたへと物語が紡がれていく。

放送はNHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半から。土曜日はその週の放送を振りかえる。

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