大阪・通天閣が黄色に再ライトアップ、一方で界隈は多くの人

2022.1.9 06:45

大阪府の独自基準「大阪モデル」での警戒を示す黄色にライトアップされた通天閣(1月8日夕方6時頃・大阪市浪速区)

(写真2枚)

新型コロナが急速に感染拡大している大阪府が1月7日、大阪モデルに黄色信号を灯して府民に「警戒」を呼びかけることを決定。これを受けて大阪の繁華街・新世界にある「通天閣」(大阪市浪速区)が8日、黄色にライトアップされた。

前回の「警戒」は、2021年10月25日に解除。その際は1年3カ月ぶりの緑色になった「通天閣」だが、再び約2カ月半で黄色に灯ることとなった。

大阪府で8日に確認された新規陽性者の数は891人。その一方でこの日の「通天閣」界隈は人出が多く、歩く人は顔を赤らめニコニコと上機嫌の様子。満員で列を成す飲食店もあるものの、マスク着用や座席の間隔確保、アクリル板設置など、各店舗の感染対策は保たれているようだ。

東京都から旅行に来たという20代の女性2人は、「大阪ではいろんな人が話しかけてくれ、とても楽しくて大好き。まだ東京はまん防(まん延防止重点措置)は出てないけど、小池さん(東京都知事)は対応が早いから、もうすぐ出そうですね。気をつけながら明日までの大阪旅行を楽しみたいです」と笑顔を見せた。

「通天閣」が黄色にライトアップされるのは日没から夜9時までで、14日までの予定。現時点で府は国に対しまん防を要請しない考えを示しているが、医療提供体制が急激に悪化した場合などは改めて対策本部会議を開いて方針を決定するという。

取材・文・写真/岡田由佳子

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