カムカムエヴリバディ第10週振りかえり・1962

2022.1.7 08:15

演奏を聴くるい(深津絵里) (C)NHK

(写真5枚)

ラジオ英語講座を軸に3世代にわたる女性の人生を描く、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK朝ドラ)。1月8日は「1962」と題した第10週(1月3日〜7日放送)を振りかえる。

大阪のクリーニング店に住み込みで働くヒロイン・るい(深津絵里)は、店の利用客である片桐(風間俊介)に淡い恋心を抱く。片桐との生まれて初めてのデートに心沸き立つるいだったが、デートの最中に偶然額の傷跡を片桐に見られてしまう。

傷跡を目にしたときの片桐の反応に傷ついたるいはその場を立ち去り、帰り際に偶然見つけたジャズ喫茶「Night and Day」へと入る。そこで彼女は、クリーニング店を時々訪れる謎の客(オダギリジョー)がトランペットを演奏する姿を目撃する。

るいは「ジョー」と呼ばれるその男の正体が「ジャズトランペッター」であることを知る。そして、演奏後に話しかけてきたジョーだけでなく、ジョーの楽器仲間のトミー(早乙女太一)や、ジョーを一途に思うファンのベリー(市川実日子)のやりとりにも巻き込まれていく。

そのやりとりをきっかけに、「Night and Day」のマスター・小暮洋輔(近藤芳正)から制服のクリーニングの仕事を請け負うことになったるい。そのため定期的に店に通うことになったるいは、ジョーがジャズ喫茶の屋根裏に住んでいることを知る。

ジョー(オダギリジョー)のトランペットの演奏を聴くるい(深津絵里)(C)NHK

るいがジョーに頼まれたクリーニング済みの服を届けにいくと、成り行きでジョーの部屋に入ることに。そこでジョーが演奏する『On the Sunny Side of the Street』の調べを耳にしたるいは、かつて母と聞いたはずのその曲に聞き覚えがありながらもどこで聞いたのか思い出せず、なぜか涙が溢れそうになってしまう。

それからしばらくして、クリーニング店の店主・平助(村田雄浩)からお給金をもらう。平助の妻・和子(濱田マリ)から使い方を聞かれて「貯金」と答えたるいは、和子から年頃の女の子らしく自分のために少しでも使うように叱られる。

和子の言葉を受けて何か買い物をしようと出掛けた商店街でばったりジョーに出くわす。るいはレコードを買いに来たというジョーに連れられ、「Night and Day」を訪れる。そこに居合わせたトミーやベリーから素性や名前の由来を聞かれるも、押し込めていた過去が蘇りそうになり店を出る。

るいにあることを問う一同。左からトミー(早乙女太一)、小暮(近藤芳正)、るい(深津絵里)、ベリー(市川実日子)、ジョー(オダギリジョー)(C)NHK

その後、追いかけて来たジョーからジャズ喫茶で開催されるサマーフェスタに誘われ、また彼の本名が大月錠一郎であることも知る。誘いを受けたるいが平助と和子に相談すると、ふたりは大賛成。るいと和子はサマーフェスタ用のサマードレスを一緒に買いに行き、まるで親子のようなひとときに夫妻の愛情を感じるのだった。

そしてサマーフェスタ当日、るいは新調したサマードレスを身に纏って「Night and Day」を訪れる。ミュージシャンたちによるプログラムが進んでいき、いよいよ錠一郎の番に。彼がこの日の曲目に選んだのは『On the Sunny Side of the Street』だった。錠一郎の演奏を聴くうちに、るいは頭の中で忘れようと押し込めていた母・安子(上白石萌音)との記憶が蘇ってきて・・・。

本作は、朝ドラ史上初となる3人のヒロインが昭和から令和にかけての100年が描かれる家族の物語。上白石萌音演じる初代ヒロイン・橘安子から、深津絵里演じる2代目ヒロイン・るい、そして川栄李奈演じる3代目ヒロイン・ひなたへと物語が紡がれていく。放送はNHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半から。土曜日はその週の放送を振りかえり。

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