NHKドラマの題字を担当、書道家・武田双雲の個展が大阪で

2021.12.21 06:45

大阪での個展『飛翔』会場を訪れた書道家・武田双雲氏(12月18日撮影)

(写真10枚)

世界で活躍する書道家・武田双雲氏の個展『飛翔』が、12月17日から百貨店「大丸梅田店」(大阪市北区)で開催されている。それに合わせ来阪した双雲氏が、コロナ禍での作品への思いを語った。

NHK大河ドラマ『天地人』、世界遺産『平泉』など数多くの題字やロゴを手がけ、国内外での書道パフォーマンスや講演を通して「言葉」の新たな魅力を発信している武田双雲氏。同展では、自らが制作に関わったという、すいたばかりの越前和紙に書をしたためた作品など、新作90点を含む約250点が展示販売されている。

テーマの『飛翔』について、武田氏は「(コロナ禍で)物理的な動きの制限だけでなく、心の自粛も始まった気がして。海沿いでトンビを見たとき、大空を自由に飛ぶ鳥のように生きられたらというのが、人類の共通の切な願いだと感じました」と話し、さらに「自由な時代がくる前兆でもあるなと。逆に既存の常識が崩れたので、重い荷物を捨てていい、みんなが飛翔できるチャンス」と、前向きな思いも込めたという。

「漢字っていいな、書道家でよかったなと思う。僕らは当たり前に文字があると思っているけど、感覚や深い意味を1文字で表現してるって本当にすごいこと」と双雲氏

会場では、まるで「伝統」と「モダン」を行き来するような金墨や青墨、ラメ粉などで彩られたカラフルな作品も鑑賞でき、「『楽』の文字が多いですよね。『無邪気な僕に還る』と描いた作品もあり、近年、人生をみつめ直したからこそピュアな自分を取り戻し、心の透明感が増したような。作品制作も子どもがはしゃいでいる感じに近いから、幸福度があがっている気がします」と笑顔を見せた。

12月25日には「ライブパフォーマンス」を実施(先着50名に整理券を配布)。「作家として日常でどれだけ『感動できているか』を大切にしていますが、お客さんはそれぞれの人生と重ね合わせてくれているのか、鑑賞力、受け取り力がすごい。アートを通したコミュニケーションで、いつも受け手の感性をリスペクトしています」と語った双雲氏。場所は「大丸梅田店」15階の「大丸ミュージアム」。入場無料、期間は12月26日まで。

取材・文・写真/塩屋薫

『武田双雲展~飛翔~』

期間:2021年12月17日(金)~26日(日)
会場:大丸梅田店 15F「大丸ミュージアム」(大阪市北区梅田3-1-1)
時間:10:00~20:00、最終日は~17:00
料金:入場無料

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