ラニーノーズ、スパイ映画「キングスマン」最新作を語る

左からラニーノーズの洲崎貴郁、山田健人。「キングスマン=スーツを着こなす紳士スパイ」ということで、舞台衣装のスーツで!
シリーズ世界興行収入900億円超えの人気アクション映画『キングスマン』。その最新作『キングスマン:ファースト・エージェント』が、12月24日に公開された。そこで今回は、自身を「キングスマンファン」と公言するお笑いコンビ・ラニーノーズに試写会後、ディズニーによるインタビュー企画が実現。同シリーズの魅力や今作について語ってもらった。
──今作で3作目となる『キングスマン』ですが、お2人はどういった点がお好きでファンに?
洲崎:僕は、『キック・アス』(2010年)からマシュー・ヴォーン監督が好きで。映画を見てて、めっちゃ音楽好きなんやろうなって感じるんです。結構グロテスクなシーンがあるんですけど、そこでポップな音楽を流したり。
山田:80sとか70sの音楽を、アクションシーンで爽快に流して魅せる、みたいなのが僕は好きですね。『キック・アス』には「ディッキーズ」っていうパンクバンドの曲使ってたりとか、結構パンクロックを多用してくれるんで、作中の音楽も楽しんでます。
『キングスマン』って、情報量がめっちゃ多いんですよ。主人公の背景から、キングスマン自体の紹介、ちゃんと敵がいて解決する・・・っていうのを2時間にまとめてるんで、すごいテンポで。内容が濃すぎて、観終わった後は「3時間くらいあったんちゃうか?」って思っちゃいますね。
──音楽面については、バンド活動もされているお2人ならではの見方ですね。今作はスパイ機関「キングスマン」の誕生を描いた前日譚で、舞台は第一次世界大戦時期。前作と比べて感じることはありましたか?
山田:1つひとつの描写が丁寧で、新しい『キングスマン』として新鮮な気持ちで観れました。音楽も激しいロックよりもクラシックを使ってたり・・・それでもちゃんと魅せてくれるっていうのは、マシュー・ヴォーン監督の手腕だなと。アクションシーンも「ここで終わりかな?」って思ったら、それが3回くらい続いたり(笑)。そのしつこさもいいなって。
あと、前作ではハイテクノロジーを駆使した「ハチャメチャアクション」を描いていた印象だったんですけど、今回は作中の時代にあわせてちゃんとスパイ映画を撮ってきたみたいな感じもあって。むちゃくちゃな武器は出さへんけど、ちゃんと作戦をたててスパイとして動く、みたいな。
洲崎:今回のこの武器が1作目に出てきた傘の武器につながってるんかなとか、1作目につながるアイテムとかセリフが随所にありましたね。

──今作のなかで、印象に残ったキャラクターはいますか?
山田:僕は主人公のオックスフォード公の執事・ショーラですかね。そこまで彼の背景については描かれてないのに、絶対死んでほしくない!ってドキドキしながら観ていました。なんでこんな惹かれたのか分からないですけど、やっぱ溢れ出る人柄の良さですかね。
洲崎:ラスプーチンはすごい良いキャラでしたね。だって悪い奴らの集団のなかの1人なだけやのに(チラシを見ながら)こんな推されてるし(笑)。会場に登場するシーンで、「セグウェイ乗ってんちゃうか?」ってくらいスーッて出てきたのもおもしろかったですね。
山田:ラスプーチン、やってることキリストみたいでしたよね。それなりのことやってましたし、性格悪いだけで能力的にはもっと崇められてもいい奴やんって思いましたね。

──今回はスパイ映画ということで・・・お互いのスパイ適性度を10点満点で評価するなら何点に?
洲崎:山田はスパイ度めっちゃ低いですね。ほんま2点とかちゃいます? 嘘つけないし、すぐバレるタイプなんで。まぁシュッとしてるんで女装したら街とかには溶け込めそうですけど・・・実際女性に見られたりもしてるんで。
山田:変装はいらない可能性ありますね。遠くからみたら、男女どっちか分からへんって言われたりするんで(笑)。洲崎は1点ですね。
洲崎:え、下回る!?
山田:上手に嘘つけても、アホなんでミスめっちゃすると思います。そんなヤツにスパイができる訳がないんで。兄弟の年齢しらんかったりするし、野球で打った後どっち走ったらええか分からんかったりしますし・・・何がホンマなんか分からないんですよ。

──スパイ要素なしコンビですね(笑)。最後に改めて、今作を観ての感想を教えてください。
洲崎:観た後に爽快感がありましたし、前作もまた見たくなりましたね。次の4作目ではまた現代に戻って、新しいものをやってほしいな。これって次は・・・みたいな終わり方でしたし。クリスマスイブに公開ということで、ぜひカップルでも観に行ってほしいですね。
山田:1作目では環境問題やったり、その次は麻薬やったり、結構メッセージ性があるというか、考えさせられる内容なんですよ。今回は戦争で・・・そこにグッとくるものがありました。ちゃんと笑えて爽快なアクションもあって、音楽と映像を魅せるうまさみたいなものは健在で、とても楽しめるエンタテイメントですね。
あと僕、1作目観たときからずっと言いたかったことがあったんです。『キングスマン』のロゴがね、途中から吉本の旧ロゴに見えてくるんですよ。映画観てたら吉本がチラつくっていう・・・「観てるときくらい吉本を忘れさせてくれよ!」って。それだけちょっとマシュー・ヴォーンに言いたいです。
◇
映画『キングスマン:ファースト・エージェント』は、12月24日より全国の映画館で上映中。
映画『キングスマン:ファースト・エージェント』
2021年12月24日(金)公開
監督:マシュー・ヴォーン
出演:レイフ・ファインズ、ハリス・ディキンソン、ジェマ・アータートン、ジャイモン・フンスー、リス・エヴァンスほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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