元宝塚歌劇団の龍真咲「20周年の節目に作詞してみようかな」

2021.11.27 09:15

公の場で久々に歌う龍。「演奏してくださる方の音色や心、自分が何を表現したいかを素直に感じて歌いたいです」

(写真4枚)

元宝塚歌劇団月組トップスター・龍真咲が1年9カ月ぶりに歌を披露するコンサート『はるかそよかの音楽に恋して meets 龍真咲』を2022年2月19日に開催。共演するチェリストの林はるか、作曲家でピアニストの林そよかとおこなった会見では、歌にかける思いなどが飛び出した。

龍が偶然足を運んだ林姉妹のコンサートで、「観客として自然と心が躍り、また歌いたいという思いがフツフツと湧いた」と感動したことから開催が実現した同コンサート。1部が、箕面市出身で東京藝術大学卒の林姉妹によるクラシック演奏や音楽トークを、2部ではポップスをメインに龍の歌と林姉妹の演奏で、誰もが知る名曲や宝塚ナンバーなど「珠玉の5曲」を予定している。

宝塚歌劇団で初舞台を踏んでから20年目を迎える龍は、「20周年を、今後活動を継続していく自分へのエールとして迎えたいなと思っています」と吐露。2019年に結婚後、日本とモナコを往復し芸能活動を抑えていたが、「タイミングをみて、私の歌を聴いてくださる方のハートをキャッチしていきたいです」と前向きに語る。

また、宝塚時代に挑戦しようとしたものの「絵日記のような感じで、センスがない(苦笑)」と自覚した作詞についても、「20周年の節目にちょっと書いてみようかな。手作り感のあるオリジナルの曲が欲しいなと思っています」と打ち明ける。MCから、「龍さん作詞で、そよかさん作曲というのもありでは!?」と振られると、「それいいですね!」と笑顔で答えていた。

林そよかは、中学2年のときに宝塚歌劇を初観劇し、「素敵な舞台に感動して、私が舞台に関われるとしたら音楽だ」と、作曲家を目指したという。現在、世界遺産「薬師寺」食堂落慶法要記念奉納曲を書き下ろすなど多方面で活躍する彼女は、「宝塚が大好きで今日まで生きてきたので本当に光栄です。龍さんの素晴らしい歌声を壮大なオーケストラのように奏でることができたら」と目を輝かせた。

また、姉の林はるかは、「全国で演奏し色々な列車に乗り、駅スタンプを集めているうちに鉄道に興味を持つようになった」という鉄道ファン。「(JR大阪環状線の)新今宮駅ではドヴォルザークが作曲した『新世界より』のメロディーが流れていますが、彼も鉄道ファンの作曲家として有名なんですよ!」と興奮。そんな彼女恒例の「鉄子」プログラムも予定しているという。

会場は「サンケイホールブリーゼ」(大阪市北区)で、チケットは12月18日発売。全席指定5000円。

取材・文・写真/小野寺亜紀

『はるかそよかの音楽に恋してmeets龍真咲』

日程:2022年2月19日(土)14:00
会場:サンケイホールブリーゼ(大阪市北区梅田2-4−9 ブリーゼタワー7F)
料金:全席指定5000円
※12月18日(土)発売
電話:06-6341-8888(ブリーゼチケットセンター)

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