西田尚美、朝ドラヒロインの母を演じる「控えつつも芯が強い」

2021.11.12 08:30

安子の母・ 橘小しず役の西田尚美 (C)NHK

(写真2枚)

ラジオ英語講座を軸に3世代にわたる女性の人生を描く連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK朝ドラ)。ヒロイン・安子の母・橘小しず役を演じる西田尚美が、自身の役柄について語った。

西田が演じるのは、いつも家族みんなの幸せを願う心やさしい安子(上白石萌音)の母で、夫の金太(甲本雅裕)と一緒に御菓子司「たちばな」を切り盛りしている女性・小しず。11月10日放送の第8回では、安子が実家の和菓子屋のため見合いをすすめられるが、安子の稔(松村北斗)への思いを知っている小しずは、「お願いだから、無理はせんとってちょうだいよ」「安子の幸せは安子にしかわからん」と伝えるなど、娘の幸せを思いやる母親だ。

2014年の朝ドラ『マッサン』では主人公の姉を演じた西田。「『いつか朝ドラでお母さん役ができたらいいな』と思っていたところに、今回、母親役をいただいてとてもうれしかったです。また、再びの大阪放送局の制作でスタッフさんとも再会ができ、しかも出身地である広島県福山市のすぐ隣の岡山県が舞台なので、ワクワクした気持ちでいっぱいになりました」と出演を喜んだ。

稔を連れて戻ってきた安子に驚く金太(甲本雅裕)と小しず(西田尚美)(C)NHK

自身の役柄については、「すごくやさしいお母さんだと思います。控えめで、家族に寄り添っていて、『なんてできた人なんだ!』と感心しきりです。控えつつも芯が強い人」といい、「算太も安子も天真らんまんでのびのび育っていて、家族のムードメーカー的な存在。小しずさんはそれをいつも見守っていて、あまり制限や束縛をせずに、のびのびと子どもたちがやりたいことをやらせてあげるタイプのお母さんという印象です」と分析した。

最後に視聴者に向け、「毎朝ちょっと心がホッとしたり、1日が笑って始められるようなドラマです。撮影現場も1日を始めるにふさわしい、とてもあたたかいものになっているので、ぜひその温度を感じてもらえたらと思います。あと、和菓子も食べたくなるはずです(笑)」と呼びかけた。

本作は、朝ドラ史上初となる3人のヒロインが昭和から令和にかけての100年を紡いでいく家族の物語。放送はNHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半から。

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